カンボジア視察研修記

SVAバンコク事務所事業視察

SVAのバンコク事務所にて、所長の八木沢克昌氏と。

5月21日最終日、午前中ブノンペン(カンボジア)から飛行機でバンコク(タイ)に移動。空港からタクシーでSVAの事務所に向かったのですが、高速道路をビュンビュン。そのタクシーの窓から見える風景で目立つのは、日本の企業の大きな広告看板。カンボジアとはえらい違いやなあと思いながら着いた所はスラム街。

事務所はその中にあり、高速を降りてからタクシーの運転手さんは少し迷ったみたいでしたが、無事到着。事務所では事業活動がわかるようにビデオで見せてくれました。特に印象に残ったのは、移動図書館の活動でした。
スラムの子どもたちは、家が狭く、本を読んだり勉強する場所がないとのこと。勉強する意欲はあっても読書もできない。そんな子どもたちの為に、100ヵ所くらい巡回しているそうです。

この事務所には、大リーグで活躍している佐々木主浩投手の大きなパネルが飾っていました。どうしてだろうと尋ねると、事務所長の八木沢克昌さんが、佐々木投手と同じ東北福祉大学出身という繋がりによるようです。佐々木投手は、横浜ベイスターズで在籍していた1998年に日本一になり、正力賞を受賞。その賞金(500万円)などで「佐々木投手アジア教育福祉奨学金基金」を設立し、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)を通じてバンコクのスラムに住む子どもたちの支援をはじめたということです。

クロントイスラムの視察

クロントイスラムの中にある幼稚園にて。園児の踊りで歓迎して頂きました。

バンコク最大のスラムとういうことですが、中にある図書館と幼稚園に案内してもらいました。幅1メートルほどの路地を右に左に、はぐれたら自力では元の場所に戻れないなあと思いながらも、キョロキョロと辺りを見まわしながらついて行きました。

図書館の前を通り、最初に幼稚園に案内してくれました。園児の作った花飾りや、綺麗な衣装を着た園児の踊りで歓迎して頂き、少し戸惑いながらも、SVAの方々の日頃の活動の成果なんだと感激しました。

ここには、故小渕総理が外務大臣の時にこの幼稚園を訪れた時の写真が飾られていました。
図書館には、日本から贈られた絵本や小説、学習参考書などがあり、多くの子どもたちが利用しているとのこと。又、タイの舞踊の練習もこの図書館の2階で行っているということでした。

おわりに

バンコク事務所にあるクラフトショップで。佐野さん何を買ってるの?

これで、視察研修記を終わりますが、誘って頂いた佐野さん、又、同行して頂いた三部さん、三橋さん、染谷さんには心より感謝申し上げます。
今後も、SVAを通じて私に出来る範囲で協力させて頂きたいと思っています。