カンボジア視察研修記

図書館を訪問

右奥、紺色のTシャツが佐野俊也師

ダイアット図書館での読み聞かせの様子

社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)の活動の1つの図書館活動の現地視察ということで、ニロード図書館を訪ねました。下の写真でわかると思いますが、沢山の絵本が置かれ、多くの子どもたちがここを利用しています。説明では1ヶ月6000〜7000人の子どもが利用しているとのことです。日本と違い、それだけ学ぶ場所がないということです。

佐野俊也師(下の写真の右奥、紺色のTシャツ)も絵本を読んでいる子どもの側に行って、話しかけています。そこには、日本から贈られた「3匹のくま」とか「3匹のこぶた」等の絵本がありました。勿論、日本語の上に翻訳されたクメール語のシールが貼られています。

古くなった絵本を手に取り「頑張ってるな お前」とつぶやきながら「もっと読んでもらえよ」と棚に戻しました。この図書館活動は、子どもたちの可能性を引き出すために「おはなし」を中心とした活動の普及を目指しているということです。ここでは、本を読んでいる子どもたちとは別に、折り紙を教えている1つの輪もあり、又、子どもたちを集めて読み聞かせもしていました。

ニロード図書館は、お寺の境内にあり、向い側の棟では、多くの修行僧が勉強していました。
ダイアット図書館は、お寺の境内に小学校と一緒に建っていて、比較的環境に恵まれているように感じました。
下の写真は、図書館に子どもたちを集めて、読み聞かせをしているところです。ここでも、日本から贈られた絵本が何冊か置かれていて、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)の活動を再確認しました。

カンボジアの小学校教員の現状は、教員数の少ないこと、教員のレベルの低さ、給料の安いこと(教員で月給20〜30ドル、一般企業大卒で月給100〜150ドル)だそうです。