チュン・アイク慰霊塔
ブノンペンから南西へ15km。車で30〜40分ほど農道の凹凸道を走ったところにあります。
当日の5月20日、この場所で大統領列席の下、記念式典が催された後に私達は到着し、沢山の僧侶が施しを受けている光景に出会いました。その場所は、キリング・フィールドといい、ポル・ポト派による大量虐殺が行われた場所です。慰霊塔の中には、掘り起こされた人骨が積み立ててあり、8000以上の頭蓋骨がその搭のガラス越しに見ることができます。その搭の前で私達は参拝をし霊を慰めました。
搭の周りには、掘り起こされた窪みが沢山あり、説明によるとここで、殺される前に自分で穴を掘り埋められたり、赤ちゃんの場合、木に叩きつけられて殺害され葬られたということです。
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キリング・フィールド。沢山の僧侶が列をなし、施しを受けている様子。 | チェン・アイク慰霊塔。慰霊塔の中には、8千以上の頭蓋骨が積み立てられている。 |
ツールスレイン虐殺博物館
ここは、もとは高校の校舎ということです。ポロ・ポト時代には、刑務所として使用され、多くの人々が拷問の末、処刑されたということです。
ブロックで仕切られた囚人房、拷問用の機具、ベッド、処刑後の写真が展示されています。外には、逆さに吊るして水攻めをしたという鉄棒の跡もありました。レンガブロックで仕切られた一畳もないような独房もあり、又、異様な数の顔写真が壁を埋め尽くし、途中で見るのをやめようかと思いましたが、何とか最後まで見学しました。二度とあの場所には行きたくないと思うほど生々しいものでした。その写真というのは、ポロ・ポト派がこれから処刑しようとする人々を撮影したものです。そして鎖で縛られた人が生爪をはがされている絵や、頭蓋骨を並べてカンボジアの地図にして展示している部屋もありました。
建物から出ると、佐野さんと三部さんが受付の辺りで待っていてくれました。おそらく、前回見学しているからだと思います。私も次回行ったとしたら同じようにすると思います。
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キリング・フィールド。写真の穴は、人骨を掘り起こした後。このような穴が多数あります。 | ツールスレイン刑務所博物館 |
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ブロックで仕切られた囚人房。拷問用の機具、ベット、処刑後の遺体の写真などが展示しています。 |
セントラルマーケット
ブノンペン市内にある巨大市場。市場の中には沢山の店があり、日用雑貨品、電化製品、衣料品、食料品と何でも揃うところです。
周辺にも店が建ち並び賑やかな場所です。集合場所と時間を決められて行動したのですが、市場の中をぐるぐる回るだけで結局何も買いませんでした。