東正寺寺報醫王

伝道掲示板

謙虚に 静かに ゆっくりと


善き人々に出逢う旅 239

北海道幌泉郡えりも町本町23
法光寺住職  佐野  俊也

多くの人々との出逢いに学ぶ

五月の穏やかな日々に

<五月二十六日  女性会大掃除>

北海道の五月は、例年温暖な日が続き、様々な種類の花々が咲き誇る。爽やかな風が流れ、青い空が眩しい日が続くのだが、今年は気温が低く、雨模様の日が多かった。

久しぶりで穏やかなこの日。「法光寺女性会」主催の大掃除の奉仕の為に、沢山の方に参集して頂いた。本堂をはじめ、龍神堂や位牌堂そして檀信徒会館を、それぞれ手分けして、念入りに磨いて下さった。

「諸堂に安置された仏様やご先祖様が、きっとよろこんで下さっているでしょう」女性会会長様のご挨拶に、頷く参加者の皆様のお顔も、ピカピカに輝いて見えました。


<五月三十日 釈尊降誕会法要>

諸般の事情により、月末になってしまった今年の「降誕会花まつり」。法要のあとに、会館のステージに、素敵なゲストをお招きした。

おとなりの様似町で活動されている「民翔会」の三人に、民謡を披露して頂いたのだ。

会を指導している三味線の小野先生と太鼓の清水さんという二人の女性。そして唄を担当されたのは、お檀家さんでもある坪正利さん。九十歳を越えてなお矍鑠とされている坪さんは、声高らかに歌われた。コロナウィルスが発生する前は、毎年民謡の全国大会に出場されていたそうだ。その後、人前で歌う機会はほとんどなく「歌詞を間違えないだろうか?」と、不安も口にされていたが、それを払しょくするような堂々とした歌声。『道南口説節』などに、拍手喝さいを浴びた。

最後は、参詣の皆さんも一緒に『花笠音頭』『ソーラン節』を歌って、大変盛り上がった。

高齢になっても、好きな事を忘れず楽しみながら、人前にたつことを物おじしない、坪さんのお姿は、多くの人に感動を与えた。

最近はお身体の変調を訴え「お寺まいりも伺えなくて、すいません」と、おっしゃる方も増えたが、坪さんの存在は、多くの皆さんに、元気を示してくれたように思う。


六月の暑い東京の夜に

<六月十二日 銀座で「ミートアップ」参加>

月はじめから全国で夏日の日が多い。朝の気温十度少しのえりもから、帯広空港に向かい、午後の飛行機で東京へ。

拙僧が理事をつとめる「育児総合研究協会」では、数年前から「学校と様々な職業のプロフェッショナルをオンラインで繋いで、自身の仕事の話を伝えるキャリア教育プログラム(tobiraドリームプロジェクト)」を、展開している。多くの企業の協力を得ながら、全国各地の小中高、大学、専門学校などで、子どもたちが選択して無償で話を聴き、学ぶことができるということで、高い評価を得ている取組である。会議や、打ち合わせも、殆どオンラインで進めているので、スタッフとプロフェッショナルの方々が、直接対面する機会は少なかった。そこで、協賛企業の方々や、教育関係の皆さん、そしてプロフェッショナルの方々と運営スタッフが一同に会する「ミートアップ」が、企画されたのだ。

夕刻六時半の開始前から、会場には続々と参加者があらわれた。総勢約五十人近く。立場や年齢、職種の異なる方々が、交流する機会に参加するのは久しぶりである。いわゆる異業種の交流会は色々と開かれているが、自己の利害のために、人脈を広げることを目的としたものになりがちである。しかしここに集った人々は、子供の未来を見据えた活動に共感、賛同された方々ばかりであるから、最初から雰囲気が違っていた。皆が興味津々で、同じテーブルに座った人の実践や体験に、耳を傾ける活き活きとした時間が流れていた。

「名刺交換の前に乾杯の挨拶を」と依頼されていた拙僧は、挨拶に付け加えた。
〈仏教の言葉に「感応道交」があります。
本来は、仏の感(働きかけ)と、それを感じる人の心(応)が通じ合い、相交わる意味です。
また師匠(教える者)と弟子(教えられる者)の気持ちが通じ合うことにも、使われますね。
伝える側と、それを受け取る側に「感応」が通じ「道交」が響き合う。そんなプロジェクトでありますように、これからも皆さんの益々のご活躍をお祈り致しまして~ 『乾杯』〉

(続く)



「民翔会」のステージ模様


「育児総合研究協会」第一回ミートアップ

行事報告

三重県祖門会有道会総会

5日午後3時より、海禅寺(松阪市)に於いて開催された。

曹洞宗三重県第二宗務所護持会総会

11日午前9時半よりメモリアルホール熊野(熊野市有馬町)に於いて開催された。
講演 演題 包丁の命
「禅の目ざすもの」
講師 呉 定明特派布教師
新潟県・正寿寺住職

第二宗務所第三教区護持会総会

11日正午過ぎより花由(熊野市有馬町)に於いて開催された。

宗務所青年会月例研修会

17日午後2時より東正寺に於いて
・「一分間法話」発表
・布教師検定対策小テスト
・法要 歎仏講習
歎仏(たんぶつ)とは仏様、祖師様の功徳をたたえる法要。
会員7名・準会員2名が参加。

東正寺日曜学校総会

29日通常の午前7時から8時の日曜学校の時間内において総会を開催。
1年間頑張った人、該当者なし。

報告

令和六年八月四日辞任
 東正寺責任役員
  雲祥寺住職 横江 浩純師


令和七年二月二十七日就任
 服部秀世曹洞宗代表役員より委嘱
 東正寺責任役員
  龍光寺住職 片野 道雄

感謝録&醫王縁助金

寄附単(感謝緑)

須川家先祖代々報恩供養
一、金拾萬圓也  施主 黒田 文子様

季順照園大姉七回忌供養
一、金参萬圓也  施主 鈴木 伸尚様

辻本家先祖代々報恩供養
一、金伍萬圓也  施主 大谷 真佐様

雄峰政学居士十三回忌供養
一、金参萬圓也  施主 土井伎世子様

山本家先祖代々報恩供養
一、金伍萬圓也  施主 塚本 透子様

☆ご寄附を頂き有り難うございます。

醫王縁助金

一金壱萬圓也 武内 宏道様 伊賀市
一金壱阡伍百圓也 匿名様 新宮市 
一金壱萬圓也 匿名様 和歌山市
一金壱萬圓也 匿名様 和泉市 
一金壱萬圓也 匿名様 和歌山市
一金伍阡圓也 匿名様 紀宝町
一金壱阡圓也 匿名様 名古屋市
一金壱萬圓也 平野 謙様 新宮市
☆ご縁を助けて頂き有り難うございます。

国際ボランティアの寺

東正寺は、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に登録した「国際ボランティアの寺」として活動しています。
ご協力の程 宜しくお願いします。

ほほえみ募金

募金箱は本堂に置いています。
令和7年6月28日現在  金57,379円
ほほえみ募金  →  SVA  →  カンボジア・タイ・ラオス等の教育関係へ
SVAに寄託した募金額  金730,000円
国内災害緊急募金 → 金30,000円

国内災害緊急募金

SVAに寄託した募金額 金30,000円

アジアの図書館サポーター

アジアの図書館サポーターとして年間24,000円をSVAを通して支援しています。 この支援により、アジアでの図書館運営、移動図書館、図書館員の育成を支えています。(平成17年6月~継続)

絵本を届ける運動(カンボジア・ラオス)

1冊の絵本に、翻訳シールを貼りつける作業。
1組2,500円。過去275組送付。
絵本を届ける運動 (シャンティ国際ボランティア会)

回収

☆牛乳パック(切り開き、乾かして) 
☆書き損じはがき・各種プリペイドカード
☆使用済み切手(切手のまわり1cm程度余白を残して封筒ごと切り取って下さい)

報告

5月27日から6月28日までに協力を頂いている方々です。

■使用済み切手
匿名様・匿名様・杉谷 操様・岸本秀雄様

ご協力ありがとうございます。

行事報告

せいゆうの行事報告

5日
三重県祖門会・有道会 総会
11日
宗務所護持会・第3教区護持会総会
16日・17日
羽田空港
23日
「第45回夏季禅林」開催申請 曹洞宗宗務庁(東京都港区)

智博

2日
特設人権相談 紀宝町役場
4日
仁徳会(永平寺平成2年安居会) 永平寺名古屋別院
13日
三重県人権擁護委員総会・研修会 津リージョンプラザ(津市)
18日・27日
熊野病院ディ・ケア クラシックギター講師(奉仕)
19日
泰心会 梅花講習 福岡
30日~7月4日(4泊5日)
梅花流研修員講習 曹洞宗宗務庁(東京都港区)
毎土曜
東正寺梅花講講師
随時
東正寺・龍光寺梅花講若手の講師 

道雄

11日
宗務所護持会・第3教区護持会総会
27日
東海管区布教協議会 永平寺名古屋別院
28日
法友(京都・龍穏寺)結婚披露宴 東京都渋谷区
随時
宗務所書記執務
随時
龍光寺梅花講講師・境内清掃
随時
紀宝柔道会 幼・小・中学生指導

智博&道雄

2日
龍光寺戦没者慰霊祭
17日
青年会月例研修会 東正寺 

明美

随時
墓地掃除・境内植木剪定等
随時
龍光寺本堂&トイレ清掃

せいゆうのひとりごと

PART ONE
道雄の結婚が決まりました。
結婚式は、令和8年3月14日(土)龍光寺本堂に於いて。
披露宴は、同日、華王殿(松阪市)を予定しています。
式 師 一村真剛宗務所所長(井田見松寺住職)
媒酌人 横江浩純・ゆう子御夫妻(浩純師・紀北町雲祥寺住職兼相賀幼児園園長)
PART TWO
東正寺での坐禅・朝課の後の早朝(午前5時頃)、龍光寺(成川)に行き、永代供養塔・水子地蔵堂・六地蔵尊等のお参りと花筒の水の取り替えを行っています。又、午後4時頃~5時頃にも龍光寺に行き、境内等の草取りや植木の剪定等を続けています。
10年近くの習慣になっているこの朝夕の時間。龍光寺の住職が代わりましたが、暫く続けます。
PART THREE
夏季禅林」でボランティア体験として、日本語の絵本に翻訳文(クメール語等)のシールを貼る作業を行っています。
これは、シャンティ国際ボランティア会(SVA)の絵本を届ける運動(カンボジア・ラオス・ミャンマー等)で毎年参加しています。
絵本1組3000円。今年は10組申し込んでいます。(昨年まで、275組送付)
子ども達の作業なので、上手く貼れてない事があり、過去に事務局からきつく注意を受けたことがあります。以後充分注意を払って取り組んでいます。
PART FOUR
昨年、テレビで羽田空港内の様子をレポートする番組を見て、妻と二人で行ってみたいと思い、日程を調整して1月24日に白浜空港からの航空機往復の予約を道雄にスマホから取って貰いました。
6月16日13時45分発と17日羽田16時半発。○○氏と○○氏とも連絡を取り乍らヴィラフォンテーヌ羽田ホテルを予約して貰い、4人での夕食を楽しみました。
翌日は、温泉に入ったりしてのんびり過ごし11時チェックアウト。第三ターミナル駅の店は、外国人向けで結構面白く、第一ターミナル駅の店は普通でした。膝の調子が良ければもう少し歩き回ったのですが、ターミナルの屋上から飛行機の発着の様子を飽きずに見てきました。
行き帰りの飛行機では熊野川河口付近等を上空から感慨深く眺めました。生まれ育ち、生活している場所・・・。

白浜空港にて

お寺からのお願い

位牌堂の照明スイッチについて

これまでは、位牌堂右手にあるスイッチを利用して頂いてましたが、「感知式」にしましたので、そのまま位牌の前にお進みお参り下さい。約5分間点灯します。
位牌堂の奥が、開山堂です。

写真は、平成27(2015)年9月10日に落慶式を終えた開山堂です。
道元禅師様(右)永平寺開山
瑩山禅師様(左)總持寺開山

ゴミについて

平成15(2003)年4月より、試行錯誤しながら墓地のゴミ処理に取り組んでいます。
ゴミ(しきみ・色花・草等)を持ち帰ることのできる方は、ご協力をお願いします。
墓地掃除を請け負っている方は、請け負っている方の責任において持ち帰って処理して下さい。
ゴミを山に捨てないで下さい。


次の物は、必ず持ち帰り下さい。

  • 墓地で使用した、タワシ・雑巾・手袋
  • お供え物(果物・お菓子類・酒瓶・ビール缶・ジュース缶・セトモノ等)
  • ポリバケツや個人名を書いているバケツ

尚、古い塔婆は、山門前バケツ置き場横の小屋(古い塔婆入れ)に置いて下さい。


神棚と仏壇

人が亡くなりお家に伺いますと、神棚が閉じられていますが、仏壇も閉じられている場合も見受けられます。

人が亡くなるとお家の神棚を白い半紙などで閉じます。そして49日の法要が済んでから取り除き神棚の祀りを再開します。これを「神棚封じ」と言い、神様の住む聖なる場所である神棚に死忌が及ばないように封印するものです。

その際、仏壇を閉めるのは間違いです。「神棚を閉じる」ことと「仏壇を閉じる」ことを混同している方がいるようです。忌中の間もお仏壇のご本尊さま、ご先祖さまには香華灯燭仏飯をお供えします。そしていつものように毎日礼拝を続け、亡き人を一刻も早くみ仏の浄土へとお導き頂けるように祈願いたします。

続・夢積み立て 庫裡台所等々の改築工事

一、金壱阡圓也  写経奉納金
一、金壱萬圓也  施主 片野 晴友(通算 金30万円也)


令和4年12月28日から令和7年6月28日現在
目標金額 住職私案 20,000,000円
積立金額 金2,126,484円

内訳
写経奉納金累計額 金50,000円
寒修行托鉢浄財金累計額 金1,687,692円
喜捨累計額 金388,553円
預金利息累計額 金239円

喜捨金(寄附金)につきましては、鐘楼堂(平成7年)・山門(平成12年)・坐禅堂(平成23年)・開山堂(平成27年)の建立時、又本堂樋取替と本堂外壁塗装工事費(令和4年)と同様に、気になる方は気がむきましたら、無理のない喜捨をして下さい。たとえば
・「生きていてよかった」という何かいいことがあって。
・その時、運良くお金がいっぱいあって
・気持ちよく人に与えたい。
自然にこんな気持ちになった時で結構ですという考えで続けています。

今月の坐禅

安泰寺では、1年間1,800時間の坐禅ができるという。
私はどれくらい坐れるだろうか。
6月の坐禅の時間・・・470分
トータル・・・3,060分(51時間00分)

参加してみませんか?

坐禅会

6月の坐禅会の参禅者
東正寺朝の部 18日 8名
東正寺夜の部 25日 5名

東正寺朝の坐禅会
場所 東正寺坐禅堂&本堂
日   毎月18日
時   午前5時~午前6時
坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂においてお経(般若心経・大悲心陀羅尼・舎利礼文)を読誦。
坐ってみたい方 遠慮なく来てください。

東正寺夜の坐禅会(不定期)
場所 東正寺坐禅堂&本堂
日  7月11日 19時~20時

夜の部の坐禅について

令和7年
今後の日程
5月22日(木)、6月25日(水)、7月11日(金)、9月24日(水)、10月9日(木)、11月4日(火)、12月4日(木)
時間 午後7時~午後8時
場所 坐禅堂&本堂
内容 坐禅(30分)・お経・お茶
坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂にてお茶。
  • 19時より本堂にて座り方の説明をしたのち、坐禅堂に移動します。
  • 日時は変更になる場合もございます。
  • 参加される方は、坐禅のしやすい服装(ジャージ等)でお越し下さい。
  • 足が組めない方には椅子を使った坐禅をご指導させていただきます。
  • 事前に申し込みはいりません。直接お寺にお越し下さい。

夜の部の坐禅会をお知らせするLINEアカウントを作成しました


LINEアプリの友だちタブを開き、画面右上にある友だち追加ボタン>[QRコード]をタップして、コードリーダーでスキャンしてください。
https://line.me/R/ti/p/@400vqzmt

夜の部の坐禅会の前日にお知らせメッセージを送信します。
QRコードを読み取り、お友だち追加よろしくお願いします。

写経会

写経室(坐禅堂1階)において、
毎日 午前中(午前8時~正午)に各自行う事が出来ます。
受付 午前8時~午前11時まで庫裡玄関にて受け付けます。
写経用紙・筆ペンは、用意しています。奉納金は、一部1,000円です。
(奉納金は、本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費として積み立てます)

日曜学校

毎週日曜日
午前7時~午前8時
内容 ラジオ体操・坐禅・お経・掃除・お茶
対象は小学生・中学生です。本人が希望すれば幼稚園児・高校生・18歳未満まで可。
上記の他にも、花まつり・遠足・田植え・収穫祭・忘年会等の催しがあります。
詳しくは日曜学校のページをご覧下さい。