伝道掲示板
あわてない あわてない
疲れたら 休めば いいよ
俊也和尚の折々の法話8
北海道幌泉郡えりも町本町23
法光寺住職 佐野 俊也
愛着という執着を手放すこと
私たちの悩みの多くは、自分自身の想いにこだわる心に原因があります。過日もお檀家の女性が、次の様に心中を吐露されました。
「本州で働いているひとり娘がいるが、帰省することが少ない。結婚を考えている風もなく、様子が気になってたまに電話をしても、忙しいと言って長く話をしない。娘にうるさがられているのだろうかと思い、切なくなることがあります」とのお話に、私はうなずきながらお答えしました。「ひとり娘さんを案ずる気持ちは、大変良くわかります。私共にも一女一男の子どもがいますが、二人とも中学卒業後、遠い街の高校に進学し寮生活を送りました。最初に娘を送り出した時は、妻も私も流石に少し心配でした。でも、子どもたちを信じて見守る姿勢に徹していたら、以外と早く子離れができました。お嬢さんは自立心が強く、しっかりされているのだと思います」
自分の子どもに愛着をすると、苦しみを生みます。子どもは、自分とは別個の人格を持つ人間で、その子なりの人生があります。思い通りになるものではないと理解し、愛着という執着を手放すことで、心が開放されます。
お釈迦さまは、次の様にお示しでした。
『愚かな人は「私には息子がいる私には財産がある」などといってそれで思い悩むが自分自身がそもそも自分のものではないましてやどうして息子が自分のものであろうか財産が自分のものであったりしようか』
いくら財産があっても、死後にまで持って行くことはできないのだから、自分のものではありません。子どももそうで、自分自身の所有物だと思い、自分の思うとおりに生きて欲しいと願うのは、執着が生む勝手な思い込みです。その執着心から逃れるには、自分を変えることだと、お釈迦さまは説きます。
「今の私」は種々の要素の集まりによって存在していますが、それは不変のものではありません。「今の私」と「この先の私」は別物であると認識すると一つの想いにこだわる執着心から離れ、柔軟な心で生きられるのです。
冒頭の女性とお話ししてから、一カ月後のことです。月命日のおつとめに再びうかがうと、仏壇の隣に立派なおひなさまが飾られていました。「お嬢さんのですね」と尋ねると、幾分はにかみながら話して下さいました。「娘が生まれた時に、亡き姑夫妻が買ってくれたものです。先日、娘から電話がありましてね。仕事の都合がつかず、帰ることがしばらくできないけど、私に飾って欲しいって。来年はきっと帰って一緒に飾るからお願いします。そのかわり、お花を贈るから、祖父ちゃんと祖母ちゃんに供えてって。勝手なんだから~」と言いながらも、とてもうれしそうでした。あらためて仏間の花を眺めると、桃と菜の花の彩がきれいなアレンジメントです。娘さんの優しさに、ひな人形も微笑んでいるように見えました。
「船橋よみうり新聞 土曜版」に月一回(第三土曜日)連載中です。
娘が生まれたときに、初孫のお祝いにと、私の両親が買ってくれたお雛様
行事報告
十五世重興得髓眞道大和尚二十三回忌
9日午前10時半より東正寺十五世の二十三回忌法要を導師に横江浩純師を迎え、法類等の御住職、中道渉総代さん、梅花講員さん等参列のもと厳修。
配役
導 師 雲祥寺 方丈 紀北町相賀
両 班 吉祥院 方丈 紀北町引本
永昌寺 方丈 尾鷲市矢浜
侍 者 吉祥院副方丈 紀北町引本
堂行・維那 東正寺副方丈 紀宝町鵜殿
知殿・送迎 東正寺 徒弟 紀宝町鵜殿
東日本大震災追悼供養
11日午後2時46分に東日本大震災追悼の鐘を九声撞き冥福を祈った。
春彼岸供養
23日、午後1時半より梅花講員さんと共に御詠歌を奉詠。
川施食供養
18日午前10時より本堂で供養、熊野川河口が工事中につき、お供えしたおにぎりを梶鼻の海に流し施し供養。
春彼岸各家先祖供養
23日午前4時50分朝課にて、彼岸のお供えをして頂いた檀信徒各家先祖代々読み上げ供養。施主38名。
第43回 春休み子ども坐禅会 開催中
信仰を基盤とした青少年の健全育成を願って、春休みの3月25日~4月5日まで 「早寝早起きと、耐える力を養おう」ということで、毎朝7時から8時までの1時間開催中。
内容は、ラジオ体操・坐禅・お経・お茶等。対象 小中学生。
檀信徒本山研修会
大本山總持寺参拝(神奈川県横浜市)
瑩山禅師七〇〇回忌大遠忌参列
- 期 日
- 6月10日~12日(2泊3日)
- 費 用
- 8万3千円(1人部屋・2人部屋を希望の方は、別途料金がかかります)
- 募集定員
- 6名
- 申込締切
- 4月30日
- 旅行企画
- 曹洞宗三重県第二宗務所
- 6月10日
- 各地午前5時出発~熊野大泊IC~始神テラス~横浜町田IC~子安IC~大本山總持寺(拝宿)
- 6月11日
- 總持寺~豊川稲荷東京別院~昼食~あいだみつを美術館~海老名SA~箱根湯本温泉・河鹿荘(泊)
- 6月12日
- ホテル~鈴廣かまぼこの里~早雲駅~箱根ロープウェイ~大涌谷散策~桃源台駅~箱根なだ万雅御殿(昼食)~焼津IC~焼津さかなセンター~始神テラス~各地午後9時半頃着
申込用紙は、東正寺に用意してます。
感謝録&醫王縁助金
寄附単(感謝緑)
豊運良善居士七回忌供養
一、金弐萬圓也 施主 浜田 新一様
醫王縁助金
一金壱阡圓也 糸川 宏行様
一金伍阡伍百圓也 田中 誠様
一金参阡圓也 三宅 隆太様 御浜町
一金伍百圓也 匿 名様
一金壱阡伍百圓也 匿 名様 新宮市
一金伍阡伍百圓也 村田佐和子様
一金壱萬圓也 匿 名様 紀宝町
一金壱阡伍百圓也 湊 圭子様 御浜町
ご縁を助けて頂き有り難うございます。
国際ボランティアの寺
東正寺は、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に登録した「国際ボランティアの寺」として活動しています。
ご協力の程 宜しくお願いします。
ほほえみ募金
募金箱は本堂に置いています。
令和6年3月28日現在 金64,151円
ほほえみ募金 → SVA → カンボジア・タイ・ラオス等の教育関係へ
◎SVAに寄託した募金額 金730,000円
国内災害緊急募金
SVAに寄託した募金額 金30,000円
アジアの図書館サポーター
アジアの図書館サポーターとして年間24,000円をSVAを通して支援しています。 この支援により、アジアでの図書館運営、移動図書館、図書館員の育成を支えています。(平成17年6月~継続)
絵本を届ける運動(カンボジア・ラオス)
1冊の絵本に、翻訳シールを貼りつける作業。
1組2,500円。過去275組送付。
絵本を届ける運動 (シャンティ国際ボランティア会)
回収
☆牛乳パック(切り開き、乾かして)
☆書き損じはがき・各種プリペイドカード
☆使用済み切手(切手のまわり1cm程度余白を残して封筒ごと切り取って下さい)
報告
2月29日から3月28日までに協力を頂いている方々です。
■使用済み切手
西村 柚美様 匿 名様
ご協力ありがとうございます。
行事報告
せいゆうの行事報告
- 3月5日
- 近江八幡休暇村(泊)
- 18日
- 川施食供養
- 23日
- 春彼岸各家先祖供養
- 26日~4月7日まで
- 第43回春休み子ども坐禅会
- 28日
- 龍光寺だより36号(春号)5百部 印刷
智博
- 13日~15日(2泊3日)
- 梅花講習 福岡市
- 8日・29日
- 熊野病院ディ・ケア クラシックギター講師
- 23日
- 龍光寺 春彼岸各家先祖供養
- 25日
- 第一宗務所梅花講習会(松阪市)
- 27日
- 人権擁護委員活動 心配ごと相談 紀宝町福祉センター
道雄
- 15日・26日
- 宗務所書記執務
- 28日
- 第二宗務所予算委員会 見松寺(紀宝町井田)
- 随時
- 龍光寺境内清掃
- 随時
- 紀宝柔道会 幼・小・中学生指導
智博&道雄
- 6日
- 宗務所青年会3月定例研修会 東正寺
- 16日
- 春彼岸荘厳準備
- 18日
- 川施食供養
- 21日
- 龍光寺 春彼岸供養 梅花奉詠
- 22日
- 宗務所青年会執行部会 リモート
- 23日
- 春彼岸供養 梅花奉詠
- 29日
- 宗務所青年会執行部会
明美
- 25日
- 第一宗務所梅花講習会(松阪市)
- 随時
- 墓地掃除
- 随時
- 龍光寺本堂&トイレ清掃
せいゆうのひとりごと
- PART ONE
- 妻と2人で、西国三十三番札所巡りを再開しました。平成14年11月5日に第九番札所を参拝してから21年余りも経ちます。
- 3月5日
- 第十番・三室戸寺(宇治市)~第十一番・上醍醐寺(京都市)~第十二番・正法寺(滋賀県大津市)~第十三番・石山寺(大津市)の四ヶ寺を参拝。
宿泊は、近江八幡休暇村。琵琶湖畔に立つホテルで天然温泉。穏やかな琵琶湖を眺めながらお湯に浸かりました。
- 6日
- 第三一番・長命寺(近江八幡市)~たねやクラブハリエのフラッグシップ店「ラコリーナ近江八幡」で買物~第三二番・観音正寺(大津市)~第十四番・園城寺(三井寺)(近江八幡市)~番外・元慶寺(京都市)の四ヶ寺を参拝しました。
5日は、結婚記念日と言う事で宿泊先を決め、近くをゆっくり散策する予定でしたが、札所巡りを思い出し、階段の上り下りもキツいですが、まだ動けるうちにと満願を目指し再出発しました。
- PART TWO
- 總持寺祖院(輪島市門前町)は、17年前の震災で、大きな被害を受けました。そして大祖堂・山門・仏殿は大規模な耐震工事が行われました。それにより、今回は大きな被害は免れたとのことです。
その總持寺祖院にある御開山様の霊廟伝燈院。現在の伝燈院は元禄6年に建立され明治の火災の際も、先の地震の時も、今回の地震でも難を逃れていると聞き、再度ゆっくりその有り難さを感じ乍ら参拝させて頂きたいと思います。 - PART THREE
- 大本山永平寺(福井県永平寺町)では、4月23日~29日まで高祖道元禅師報恩授戒会が奉修されますが、本山より配役委嘱状を頂戴しました。
授戒会配役
副貫首寮接客 徒弟 道雄
有難くお受けし、随喜させて頂きます。 - PART FOUR
- 昨年10月に永平寺に拝登し、小林昌道監院老師に命名して頂いた永平寺二十五年安居会「深言会」(会員約八十名)も活動し始めました。
会 長 片野 道雄 東正寺徒弟・三重
副会長兼会計 長谷川聖寛 大雲院副住・静岡
庶 務 高橋 宏毅 安樂寺副住・愛知
監 査 浅井 康祐 栖光院副住・愛知 - PART FIVE
- 四十三年目の春休み子ども坐禅会。少子化が進み参加者が少なくなっていますが、私が住職在任中は何とか開催していきたいと思っています。
初日は雨。取材の方(中京・東海・CBCテレビと熊野新聞)が待っている中、3人の小学生(鵜殿小)が元気に来てくれました。2日目は晴れ。6人の参加。少し賑やかになりました。3日目は王子ヶ浜小(新宮市)の子どもも参加(親御さんの送迎は大変だと思います)・・・子ども達に元気を貰っています。 - PART SIX
- 昨年9月に巡査部長昇任試験に合格した○○君。4月より新宮警察署から岩出警察署に異動となり、26日我が家で夕食会をしました。
お寺からのお願い
位牌堂の照明スイッチについて
これまでは、位牌堂右手にあるスイッチを利用して頂いてましたが、「感知式」にしましたので、そのまま位牌の前にお進みお参り下さい。約5分間点灯します。
位牌堂の奥が、開山堂です。
写真は、平成27(2015)年9月10日に落慶式を終えた開山堂です。
道元禅師様(右)永平寺開山
瑩山禅師様(左)總持寺開山
ゴミについて
平成15(2003)年4月より、試行錯誤しながら墓地のゴミ処理に取り組んでいます。
ゴミ(しきみ・色花・草等)を持ち帰ることのできる方は、ご協力をお願いします。
墓地掃除を請け負っている方は、請け負っている方の責任において持ち帰って処理して下さい。
ゴミを山に捨てないで下さい。
次の物は、必ず持ち帰り下さい。
- 墓地で使用した、タワシ・雑巾・手袋
- お供え物(果物・お菓子類・酒瓶・ビール缶・ジュース缶・セトモノ等)
- ポリバケツや個人名を書いているバケツ
尚、古い塔婆は、山門前バケツ置き場横の小屋(古い塔婆入れ)に置いて下さい。
神棚と仏壇
人が亡くなりお家に伺いますと、神棚が閉じられていますが、仏壇も閉じられている場合も見受けられます。
人が亡くなるとお家の神棚を白い半紙などで閉じます。そして49日の法要が済んでから取り除き神棚の祀りを再開します。これを「神棚封じ」と言い、神様の住む聖なる場所である神棚に死忌が及ばないように封印するものです。
その際、仏壇を閉めるのは間違いです。「神棚を閉じる」ことと「仏壇を閉じる」ことを混同している方がいるようです。忌中の間もお仏壇のご本尊さま、ご先祖さまには香華灯燭仏飯をお供えします。そしていつものように毎日礼拝を続け、亡き人を一刻も早くみ仏の浄土へとお導き頂けるように祈願いたします。
続・夢積み立て 庫裡台所等々の改築工事
一、金壱阡圓也 写経奉納金
一、金参阡圓也 寒修行托鉢浄財追加分(二軒)
一、金壱萬圓也 施主 片野 晴友(通算 金十六万円也)
令和4年12月28日から令和6年3月28日現在
目標金額 住職私案 2,000万円
積立金額 金1,397,636円
内訳
写経奉納金累計額 金35,000円
寒修行托鉢浄財金累計額 金1,139,067円
喜捨累計額 金223,553円
預金利息累計額 金16円
喜捨金(寄附金)につきましては、鐘楼堂(平成7年)・山門(平成12年)・坐禅堂(平成23年)・開山堂(平成27年)の建立時、又本堂樋取替と本堂外壁塗装工事費(令和4年)と同様に、気になる方は気がむきましたら、無理のない喜捨をして下さい。たとえば
・「生きていてよかった」という何かいいことがあって。
・その時、運良くお金がいっぱいあって
・気持ちよく人に与えたい。
自然にこんな気持ちになった時で結構ですという考えで続けています。
今月の坐禅
安泰寺では、1年間1800時間の坐禅ができるという。
私はどれくらい坐れるだろうか。
3月の坐禅の時間・・・540分
トータル・・・1345分(22時間25分)
参加してみませんか?
坐禅会
- 東正寺朝の坐禅会
- 場所 東正寺坐禅堂&本堂
日 毎月18日
時 午前5時~午前6時
坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂においてお経(般若心経・大悲心陀羅尼・舎利礼文)を読誦。
坐ってみたい方 遠慮なく来てください。 - 東正寺夜の坐禅会(不定期)
- 場所 東正寺坐禅堂&本堂
日 4月8日 19時~20時 - 3月の坐禅会の参禅者
- 東正寺朝の部 18日 7名
東正寺夜の部 7日 5名
夜の部の坐禅について
令和6年日程 | 1月25日(金) ・ 2月13日(火) ・ 3月7日(木) ・ 4月8日(月) ・ 5月15日(水) ・ 6月4日(火) ・ 7月11日(木) ・ 9月4日(水) ・ 10月24日(木) ・ 11月12日(火) ・ 12月6日(金) |
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時間 | 午後7時~午後8時 |
場所 | 坐禅堂&本堂 |
内容 | 坐禅(30分)・お経・お茶 坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂にてお茶。 |
- 19時より本堂にて座り方の説明をしたのち、坐禅堂に移動します。
- 日時は変更になる場合もございます。
- 参加される方は、坐禅のしやすい服装(ジャージ等)でお越し下さい。
- 足が組めない方には椅子を使った坐禅をご指導させていただきます。
- 事前に申し込みはいりません。直接お寺にお越し下さい。
夜の部の坐禅会をお知らせするLINEアカウントを作成しました
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https://line.me/R/ti/p/@400vqzmt
夜の部の坐禅会の前日にお知らせメッセージを送信します。
QRコードを読み取り、お友だち追加よろしくお願いします。
写経会
写経室(坐禅堂1階)において、
毎日 午前中(午前8時~正午)に各自行う事が出来ます。
受付 午前8時~午前11時まで庫裡玄関にて受け付けます。
写経用紙・筆ペンは、用意しています。奉納金は、一部1,000円です。
(奉納金は、本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費として積み立てます)
日曜学校
毎週日曜日
午前7時~午前8時
内容 ラジオ体操・坐禅・お経・掃除・お茶
対象は小学生・中学生です。本人が希望すれば幼稚園児・高校生・18歳未満まで可。
上記の他にも、花まつり・遠足・田植え・収穫祭・忘年会等の催しがあります。
詳しくは日曜学校のページをご覧下さい。