伝道掲示板
やるべきことを
真面目に 行えば
人は 輝いてくる
俊也和尚の折々の法話2
北海道幌泉郡えりも町本町23
法光寺住職 佐野 俊也
学校へ行きたくない息子
1年生時から学校へ行き渋りがあり、徐々に回数が増えてきました。朝玄関で「行きたくない」と言い、その度に勢いで行かせたり理由を聞きだしたり。クラスメイトに殴られたと話し、泣きだすこともあります。理由を聞いて休ませた方が良いのか、取り合わず行かせた方が良いのか悩んでいます。(40代・女性)
小学校3年生の男の子を持つ40代のお母さんからの相談です。小学校低学年からの行き渋りは、不登校に続くこともあり、引きこもりにつながる恐れも心配されているのでしょう。家族構成が不明なので、お母さんとお子さんとの1対1の関係に限って考えてみましょう。
一つめは、日常から子の言葉に耳を傾けているか、どうかです。学校での様子を聴き、行き渋りの原因を共に、探っていますか。
二つめは、先生とのコミュニケーションは取れていますか。子ども同士の世界で、家庭とは違う子の姿を、想像できていますか。
学習も大事ですが、低学年のうちは、学校の楽しさ、友だちや先生との人間関係が、良好かどうかに気を配ることが大切と思います。(苦しいことやつらい目にあっても、仲の良い友だちや好きな先生に恵まれていれば、学校は楽しくなるはずです)
イジメなどが頻繁だが、親に心配をかけたくないと思い、我慢している時は、特に子のシグナルに耳を傾ける必要があるでしょう。このお子さんは〈他の人が注意されても自分のことのように受け止めてしまう性格〉とあります。きっと優しく傷つきやすい性格なのではありませんか。まずは子の悩みを、心から受け止めて欲しいと思います。
しかし、家庭で全てを完結させようとすると、外の世界への拒否感が一層増す恐れがあります。学校は外の世界への第一歩であり、親からの自立のゆるやかな一歩であます。
禅の言葉に「啐琢同時(そったくどうじ)」があります。ひな鳥が卵の外へ出ようと殻を内側からつつくのが「啐」親鳥がそれに応じて外側からつつくのが「琢」で、「啐」と「琢」が一致して、ひなは外の世界に飛び出すことができるのです。
この「得難い好機」が「啐琢同時」で師匠と弟子の間を言いますが、親子にも当てはまりましょう。子の「内なるサイン」に耳を傾け、心身の発達状況や周囲との関係を見極め、子を外の世界に送り出すことが大切なのですね。
(参照)「啐琢同時」出典『碧巌録』(一六)
令和5年6月掲載
「船橋よみうり新聞 土曜版」に月一回(第三土曜日)連載中です。

体験学習に訪れた北星学園大学の1年生。
お話のあと、短い坐禅の刻 9月13日

2組目の体験学習。北海道医療大学の1年生。
お話の後の坐禅は、前回より長目に。9月19日
トピックス
三重県第一・第二合同現職研修会
4日午前10時より華王殿(松阪市)に於いて開催された。
研修①
講義内容
「~ともに生きるセクシャルマイノリティ~」 現職研修テキスト
講師 前田宥全住職(正山寺・東京都)
研修②
講義内容
「インターネットと人とのかかわり合い~突然、僕は殺人犯にされた~」
講師 スマイリーキクチ氏
三重県第二宗務所寺族研修会
15日午前9時半から熊野の宿海ひかり(熊野市井戸町)に於いて開催された。
研修①
講義内容 「~ともに生きるセクシャルマイノリティ~」
講師 宇野全智師(曹洞宗総合研究センター常任研究員)
研修②
スライドグラス体験 「~サンキャッチャーを作ろう~」
講師 東由紀子氏(ステンドグラス工房)
秋彼岸供養
23日午後1時半より梅花講員さんと共に彼岸の御詠歌・御和讃を奉詠供養。
26日午前5時からの朝課にて、彼岸のお供えをして頂いた檀信徒各家先祖代々精霊供養。施主39軒。
東海白寿33観音霊場会通常総会
27日正午よりホテルサンルートプラザ名古屋(名古屋市中村区)に於いて開催された。都合により欠席。
仏教のまめ知識
- 二十九、畳の縁(へり)
- 最近の住宅は畳の部屋がほとんど無くなりました。お仏壇も小規模のものとなりフローリングやじゅうたんの部屋に置かれています。
お寺の本堂や一般の住宅でも床の間のある部屋には畳が敷かれています。畳の長辺に縫い合わされた布を縁(へり)と言います。昔から縁は踏んではいけないと言われています。
縁は結界であり上下の座る位置を示していたり、縁の模様で序列があったようです。紋の付いた縁もあり、縁を踏むとその家の家紋を踏むことになると言って避けていました。
永平寺で修行中も畳の縁は踏まないこと、畳内を巡るときは斜めに横切らないでなるべく直角に曲がること、歩くときにはすり足を心がけること等指導を受けました。
また、敷居も踏まないように教えられました。僧侶は読経中に道場内を巡るときには特に気を付けています。
感謝録&醫王縁助金
寄附単(感謝緑)
一、雑巾十枚
施主 岡室延子様
一、地蔵さん前掛け二十四枚
施主 細野敦子様
保福慈弘大姉一周忌供養
一、金伍萬圓也 施主 熊本典子様
清峰朗照信士一周忌供養
一、金参萬圓也 施主 大矢浩樹様
慈徳昭道居士二十三回忌供養
一、金弐萬圓也 施主 匿名様
岡室家先祖代々供養
一、金拾萬圓也 施主 西裕子様
穏風慈繁居士四十九日供養
一、金拾萬圓也 施主 清水洋子様
ご寄附を頂き有り難うございます。
醫王縁助金
一金壱萬圓也 匿名様 紀宝町
一金伍阡伍百圓也 匿名様 尼崎市
一金壱阡伍百圓也 匿名様 新宮市
一金伍阡圓也 匿名様 紀宝町
一金壱萬圓也 芝﨑明子様 紀宝町
ご縁を助けて頂き有り難うございます。
国際ボランティアの寺
東正寺は、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に登録した「国際ボランティアの寺」として活動しています。
ご協力の程 宜しくお願いします。
ほほえみ募金
募金箱は本堂に置いています。
令和5年9月28日現在 金78,406円
ほほえみ募金 → SVA → カンボジア・タイ・ラオス等の教育関係へ
◎SVAに寄託した募金額 金730,000円
アジアの図書館サポーター
アジアの図書館サポーターとして年間24,000円をSVAを通して支援しています。 この支援により、アジアでの図書館運営、移動図書館、図書館員の育成を支えています。(平成17年6月~継続)
絵本を届ける運動(カンボジア・ラオス)
1冊の絵本に、翻訳シールを貼りつける作業。
1組2,500円。過去275組送付。
絵本を届ける運動 (シャンティ国際ボランティア会)
回収
☆牛乳パック(切り開き、乾かして)
☆書き損じはがき・各種プリペイドカード
☆使用済み切手(切手のまわり1cm程度余白を残して封筒ごと切り取って下さい)
報告
8月29日から9月28日までに協力を頂いている方々です。
■使用済み切手
成江一博様 藤根正典様
ご協力ありがとうございます。
行事報告
せいゆうの行事報告
- 9月4日
- 現職研修会 華王殿(松阪市)
- 23日
- 秋彼岸供養
- 27日
- 龍光寺だより「龍光」34号 印刷 500部
智博
- 6日
- 人権擁護委員研修
津地方法務局熊野支局(熊野市) - 20日
- 熊野病院ディ・ケア クラシックギター講師(奉仕)
- 23日
- 東正寺 秋彼岸供養
- 24日
- 龍光寺 秋彼岸供養
- 27日~29日
-
梅花流研修員研修会
曹洞宗宗務庁(東京都港区) - 19日・20日・26日
- 龍光寺だより「龍光」34号作成
智博&道雄
- 1日
- 大仙寺(熊野市新鹿町)
晋山式慣らし - 4日
- 現職研修会 華王殿(松阪市)
- 14日
- 宗務所青年会研修会(9月定例)
道雄
- 3日
- 現職研修会準備 華王殿
- 8日~10日(2泊3日)
- 法友(福蔵寺・青森県大間町)
結婚披露宴(むつ市)
恐山(むつ市)参拝 - 23日
- 萩原きもの総合学院45周年記念 時代衣装絵巻リハーサル
- 24日
- 萩原きもの総合学院45周年記念 時代衣装絵巻束帯のモデル出演
- 25日~29日
- 大本山永平寺(福井県)
御征忌随喜 - 随時
- 龍光寺境内清掃
紀宝柔道会 幼・小・中学生指導
明美
- 随時
- 境内植木剪定
依頼されている墓地掃除 - 23日
- 龍光寺(午前・午後)
- 24日
- 龍光寺(午前中)
- 随時
- 龍光寺本堂&トイレ清掃
せいゆうのひとりごと
- PART ONE
- 道雄は、法友等の結婚披露宴に招待されることが多く各地に出掛けています。
今回は、マグロで有名な青森県大間町。
大学のゼミの先輩で、永平寺では一緒に修行した仲間。今は、福蔵寺副住職と大間町で1日1組限定の宿、福蔵寺別院普賢院を営んでいます。
披露宴は、むつ市にあるホテル。約380名の招待者で盛大に行われたようです。
むつ市と言えば、まだ行ったことのない日本3大霊場のひとつ「恐山」が浮かびます。
道雄は、その恐山菩提寺(曹洞宗)に参拝して来ました。 - PART TWO
- 萩原きもの総合学院の45周年記念イベントが24日に新宮市文化複合施設『丹鶴ホール』で開催されました。
1部 デヴィ・スカルノさんによる講演。「~人生のモチベーション~」
2部 平安から現代までの5つの時代を舞台とした着物の時代衣装絵巻が披露されました。
平安時代 束帯 12単
鎌倉時代 白拍子
安土桃山時代 直垂 腰巻姿
江戸時代 花魁行列
現代 花結び12ヶ月
学院長や生徒が鍛錬の成果を披露。
この中の「束帯」のモデルを道雄が務めました。
因みに、学院長の萩原真理さんとは、矢淵中学校の同級生で、約4年前に私もこの「束帯」のモデルをさせて頂きました。その時のゲストは西崎みどりさんでした。
45周年 おめでとうございます。 - PART THREE
- 副住職(智博)は、梅花流師範養成所(曹洞宗宗務庁・東京都港区)の研修員(3名)に選ばれています。その講習会が9月27日~29日(2泊3日)の日程で宗務庁(東京都)において開催され、受講研鑽してきました。
- PART FOUR
- 道雄は、大本山永平寺(福井県永平寺町)での高祖道元禅師報恩御征忌(9月23日~29日)に副貫首寮接客の配役を頂き25日から29日まで随喜してきました。
24日のイベント終了後、午後5時過ぎに車で福井市内に行きホテルで宿泊。翌朝、永平寺に入りました。ちょっと強行日程ですが、若さですね。
9月29日は、道元禅師のご命日で、ご遺徳を偲び、760年以上にわたり毎年御征忌が行じられています。 - PART FIVE
- ○○君。小学生の頃、日曜学校に参加していました。日曜学校は7時からですが、始まる前の6時頃から算数と国語のドリルを持参し私とマンツーマンで勉強しました。
高校卒業後、警察官として就職。休日には年に数回、我が家で夕食会。
9月初旬ラインで「昇任試験の結果が出ましたら遊びに行きます」と。そして2週間後「試験合格しましたー!」・・・。
早速24日、〇〇君の巡査部長昇任試験合格を祝し、我が家で(〇〇君・私・妻の3人で)夕食会をしました。
おめでとう! - PART SIX
- 龍光寺(紀宝町成川)の庫裡の建て替えに向け、9月25日から解体工事が始まりました。




お寺からのお願い
位牌堂の照明スイッチについて
これまでは、位牌堂右手にあるスイッチを利用して頂いてましたが、「感知式」にしましたので、そのまま位牌の前にお進みお参り下さい。約5分間点灯します。
位牌堂の奥が、開山堂です。
写真は、平成27(2015)年9月10日に落慶式を終えた開山堂です。
道元禅師様(右)永平寺開山
瑩山禅師様(左)總持寺開山

ゴミについて
平成15(2003)年4月より、試行錯誤しながら墓地のゴミ処理に取り組んでいます。
ゴミ(しきみ・色花・草等)を持ち帰ることのできる方は、ご協力をお願いします。
墓地掃除を請け負っている方は、請け負っている方の責任において持ち帰って処理して下さい。
ゴミを山に捨てないで下さい。
次の物は、必ず持ち帰り下さい。
- 墓地で使用した、タワシ・雑巾・手袋
- お供え物(果物・お菓子類・酒瓶・ビール缶・ジュース缶・セトモノ等)
- ポリバケツや個人名を書いているバケツ
尚、古い塔婆は、山門前バケツ置き場横の小屋(古い塔婆入れ)に置いて下さい。
神棚と仏壇
人が亡くなりお家に伺いますと、神棚が閉じられていますが、仏壇も閉じられている場合も見受けられます。
人が亡くなるとお家の神棚を白い半紙などで閉じます。そして49日の法要が済んでから取り除き神棚の祀りを再開します。これを「神棚封じ」と言い、神様の住む聖なる場所である神棚に死忌が及ばないように封印するものです。
その際、仏壇を閉めるのは間違いです。「神棚を閉じる」ことと「仏壇を閉じる」ことを混同している方がいるようです。忌中の間もお仏壇のご本尊さま、ご先祖さまには香華灯燭仏飯をお供えします。そしていつものように毎日礼拝を続け、亡き人を一刻も早くみ仏の浄土へとお導き頂けるように祈願いたします。
続・夢積み立て 庫裡台所等々の改築工事
一、金壱阡圓也 写経奉納金
一、金壱萬圓也 施主 片野 晴友(通算 金十万円也)
令和4年12月28日から令和5年9月28日現在
目標金額 住職私案 2,000万円
積立金額 金775,500円
内訳
写経奉納金累計額 金29,000円
寒修行托鉢浄財金累計額 金587,934円
喜捨累計額 金158,553円
預金利息累計額 金13円
喜捨金(寄附金)につきましては、鐘楼堂(平成7年)・山門(平成12年)・坐禅堂(平成23年)・開山堂(平成27年)の建立時、又本堂樋取替と本堂外壁塗装工事費(令和4年)と同様に、気になる方は気がむきましたら、無理のない喜捨をして下さい。たとえば
・「生きていてよかった」という何かいいことがあって。
・その時、運良くお金がいっぱいあって
・気持ちよく人に与えたい。
自然にこんな気持ちになった時で結構ですという考えで続けています。
今月の坐禅
安泰寺では、1年間1800時間の坐禅ができるという。
私はどれくらい坐れるだろうか。
9月の坐禅の時間・・・420分
トータル・・・5565分(92時間45分)
参加してみませんか?
坐禅会

- 東正寺朝の坐禅会
- 場所 東正寺坐禅堂&本堂
日 毎月18日
時 午前5時~午前6時
坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂においてお経(般若心経・大悲心陀羅尼・舎利礼文)を読誦。
坐ってみたい方 遠慮なく来てください。 - 東正寺夜の坐禅会(不定期)
- 場所 東正寺坐禅堂&本堂
日 10月16日 19時~20時 - 9月の坐禅会の参禅者
- 東正寺朝の部 18日 8名
東正寺夜の部 21日 12名
夜の部の坐禅について
令和5年日程 | 10月16日(月)、 11月10日(金)、 12月7日(木) |
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時間 | 午後7時~午後8時 |
場所 | 坐禅堂&本堂 |
内容 | 坐禅(30分)・お経・お茶 坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂にてお茶。 |
- 19時より本堂にて座り方の説明をしたのち、坐禅堂に移動します。
- 日時は変更になる場合もございます。
- 参加される方は、坐禅のしやすい服装(ジャージ等)でお越し下さい。
- 足が組めない方には椅子を使った坐禅をご指導させていただきます。
- 事前に申し込みはいりません。直接お寺にお越し下さい。
夜の部の坐禅会をお知らせするLINEアカウントを作成しました

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https://line.me/R/ti/p/@400vqzmt
夜の部の坐禅会の前日にお知らせメッセージを送信します。
QRコードを読み取り、お友だち追加よろしくお願いします。
写経会
写経室(坐禅堂1階)において、
毎日 午前中(午前8時~正午)に各自行う事が出来ます。
受付 午前8時~午前11時まで庫裡玄関にて受け付けます。
写経用紙・筆ペンは、用意しています。奉納金は、一部1,000円です。
(奉納金は、本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費として積み立てます)
日曜学校
毎週日曜日
午前7時~午前8時
内容 ラジオ体操・坐禅・お経・掃除・お茶
対象は小学生・中学生です。本人が希望すれば幼稚園児・高校生・18歳未満まで可。
上記の他にも、花まつり・遠足・田植え・収穫祭・忘年会等の催しがあります。
詳しくは日曜学校のページをご覧下さい。