東正寺寺報醫王


孫の「陽眞」(はるま)は、四月から保育所でお世話になっていますが、熱を出して休む機会が多く、その度に妻が世話をしています。(二十年余り保育士として勤めていたので小さな子どもの扱いは安心です) 又、午後六時頃から九時頃まで預かっていますが、ヨチヨチ歩きの姿や這い回る姿を見て癒やされています。時にはユーチューブで「お母さんといっしょ」等の子ども向けの歌番組を一緒に見ますが、三十年程前の子育ての頃を思い出します。(祖父母が全面的に協力してくれました。私は余り協力的で無かったかも?) 今の父親(智博)を見ていると、炊事・買物・洗濯・子育て等、夫婦仲良く協力しあって取り組んでいます。

暑さ厳しき折柄、皆様のご健勝とご自愛をお祈り申し上げます。      晴友合掌


伝道掲示板

いがみ合い よりも
拝み合い

善き人々に出逢う旅226

北海道幌泉郡えりも町本町23
法光寺住職  佐野  俊也

〈6月の旅で〉

6月4日~6日 奈良県特派布教

コロナ渦中で、休止されていた「曹洞宗特派布教」が、今年ようやく復活しました。

5日午後、「奈良県社会福祉総合センター」の六階、大ホールに、各教区の方丈様方と、檀信徒の皆様にお集まり頂き、曹洞宗管長石附周行禅師様のお言葉『告諭』を、お伝え致しました。

〈今、私たちは多くの困難と不安に直面し、その生き方が問われています。〉
〈一仏両祖のみ教えに生きる私たちは、どのような生き方を目指せば良いのでしょうか〉
(令和五年 管長告諭)

「共に学び 共に歩む」と題し、自らの歩みに照らして、七十分余りの法話をつとめました。久方ぶりのまとまった時間のお話は、時間の配分が上手くつかめず、ギクシャクしてしまいます。言わなくても良い方に脱線し、強調しなければならない点が、おろそかになってしまいました。

それでも、聴き上手の皆様に助けられて、どうやら頷きを持って、最後まで聞いて頂きました。

〈仏さまに手を合わせ、坐禅に親しみ、世界の人びとが誰一人取り残されることなく、安らかに暮らせるよう、祈り、念じ、皆ともに菩薩行を進めてまいりましょう。〉
(令和五年 管長告諭)

~閑話~

コロナ禍で支給された10万円の「特別給付金」を資本に、2020年「万葉社」という出版社を立ち上げた佐々木良さん。『万葉集』の中から、恋歌を中心に90首を、自らが若者言葉で現代語訳して出版した『愛するよりも 愛されたい』が、ヒットしています。移動の機中で読んで、おもわずニヤリとしました。

(巻四 五二七番歌)
来むと言ふも 来ぬ時あるを
来じと言ふを 来むとは待たじ
来じと言ふものを

(訳歌)
くんのかい?
こんのかい!
こんの?
くんの?
いや こんのかい!
~大伴坂上郎女が、エリート官僚の藤原麻呂の態度にやきもきしている歌

 (巻三 三二九番歌)
やすみしし 我が大君の 敷きませる
国の中(うち)には 都し思ほゆ

(訳歌)
全国各地いろんな所があるけど
やっぱ 奈良が一番や!
~大宰府の防人次官に任ぜられた大伴四綱が奈良の都が一番と、褒めている歌です~

6月11日~12日 室蘭D寺本葬

昨年7月の末、73歳で急逝されたD寺の方丈様の、本葬に伺いました。

様々なご縁がありまして、前夜11日の大夜(たいや)導師をつとめ、その後参詣の檀信徒の皆様方に、説教法話を申しあげました。


亡くなられた方丈様は、その日も普段通りの月命日の経に出掛けられました。2件目のお宅で、仏間に坐ったとたんに斃れ、そのまま息を引き取られたそうです。

そのお宅の故人は、方丈様の大の親友であり、ちょうど二七日目の日でした。看護師をされている故人の奥様が、至急に救急車を呼んで下さいましたが、すでに虫の息。慌てて駆けつけられた寺族様(方丈様の奥様)と、声を交わす間もないあっけない最後でした。

その後、何とか密葬を済ませましたが、直ぐにお盆の棚経も控えていましたので、期間を経てこの度の本葬儀を迎えたのです。この間、遺弟である息子様が後継の住職に就任し、寺檀協力して準備をされ、盛大な法要を営むことが出来ました。

いのちのはかなさを、あらためてかみしめながらも、師子相続の命脈が保たれた意義を込め、亡き先代様のお徳を称えた一座でした。

合掌

続く


4日宿泊しました 奈良ホテル



丸子教化主事様と


奈良公園の夜に



トピックス

寺族通信教育研修会

14日・15日(1泊2日)曹洞宗宗務庁(東京都港区芝)に於いて開催され、友美(副住職の妻)が受講した。
講義 宗意1・Ⅱ 佐藤達全先生
宗意Ⅲ 尾﨑正善先生
寺院経営の基礎知識 奈良道博先生
人権学習 人権擁護推進本部員 
坐禅指導 宇野全智常任研究員

第二宗務所護持会総会

17日午前9時半よりメモリアルホール熊野(熊野市有馬町)に於いて開催された。
講演 演題「誓願」
講師 武内宏道師 伊賀市・廣禅寺住職

第二宗務所第3教区護持会総会

17日正午過ぎより花由(熊野市有馬町)に於いて開催された。

東正寺日曜学校総会

26日通常の午前7時から8時の日曜学校の時間内において総会を開催。年間頑張った4人に表彰状と記念品を贈った。

特に頑張った人
橋爪 虹歩(鵜殿小5年)
橋本 琉輝(鵜殿小6年)
栁町 直輝(木本高3年)

禅の友

曹洞宗の月刊伝道誌「禅の友」104部の 配布を次の方々に奉仕でお世話して頂いてます。(敬称略)
稲本縁 上地弘美 榎本由紀子 奥川みどり 尾地千江美 苅屋奈良美
田中八千代 竹鼻佳珠生 中節子 中谷清美 中林マチ子 浜田 新一 松下忠

・これ以外の46部は、直接東正寺より配布しています。 
・「禅の友」購読希望の方は、住職まで申し出下さい。
・上平妙子様、中林マチ子様には長年お世話頂き有り難うございました。

感謝録&醫王縁助金

寄附単(感謝緑)

大野家先祖代々供養
一、金拾萬圓也  施主 大野 洋也様

美芳良政大姉四十九日供養
一、金参萬圓也  施主 大井 千穂様

ご寄附を頂き有り難うございます。

醫王縁助金

一金伍阡圓也  匿 名様 紀宝町
一金伍阡圓也  匿 名様 紀宝町
一金伍阡圓也  南 待子様 相模原市
ご縁を助けて頂き有り難うございます。

寄付金使用報告

☆紫色正絹縮緬裏付香台掛(木魚・馨子・経机用)
代価 二十三万四千八十円
施主 匿  名様

☆バケツ五十個・柄杓五十本
代価 九万九千八百円
施主 新田板金様
残金二百円は雑収入扱い 

この度、ご浄財をこのように活用させて頂きました。厚く御礼申し上げます。

国際ボランティアの寺

東正寺は、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に登録した「国際ボランティアの寺」として活動しています。
ご協力の程 宜しくお願いします。

ほほえみ募金

募金箱は本堂に置いています。
令和5年6月28日現在  金99,722円
ほほえみ募金  →  SVA  →  カンボジア・タイ・ラオス等の教育関係へ
◎SVAに寄託した募金額  金730,000円

アジアの図書館サポーター

アジアの図書館サポーターとして年間24,000円をSVAを通して支援しています。 この支援により、アジアでの図書館運営、移動図書館、図書館員の育成を支えています。(平成17年6月~継続)

絵本を届ける運動(カンボジア・ラオス)

1冊の絵本に、翻訳シールを貼りつける作業。
1組2,500円。過去265組送付。
絵本を届ける運動 (シャンティ国際ボランティア会)

回収

☆牛乳パック(切り開き、乾かして) 
☆書き損じはがき・各種プリペイドカード
☆使用済み切手(切手のまわり1cm程度余白を残して封筒ごと切り取って下さい)

報告

5月29日から6月28日までに協力を頂いている方々です。

■使用済み切手
杉松道之様 平野繁様
木下眞人様 匿名様

ご協力ありがとうございます。

行事報告

せいゆうの行事報告

6日
三重県祖門会・有道会
役員会・総会・懇親食事会
扇芳閣(鳥羽市)
9日
嶽山会・總和会三重県支部
総会・懇親会
プラトンホテル4日市(4日市市)
9日
「第43回夏季禅林」開催申請
曹洞宗宗務庁(東京都港区)
17日
宗務所護持会・第3教区護持会総会
25日
龍光寺責任役員会 龍光寺大師堂
26日
龍光寺庫裡改築工事申請
曹洞宗宗務庁(東京都港区)

副住職

6日
三重県祖門会・有道会 扇芳閣
21日・28日
熊野病院ディ・ケア クラシックギター講師
30日
梅花講習会 福岡市

副住職&道雄

2日
龍光寺戦没者慰霊祭
22日
宗務所青年会執行部会 南泉寺
25日
龍光寺責任役員会 龍光寺大師堂

道雄

6日
野球観戦 京セラドーム大阪
14日・15日
宗務所書記執務
16日
総会準備
17日
宗務所護持会・第3教区護持会総会
20日
東海管区宗務所職員懇親会
宝善亭(徳川美術館・名古屋市)
21日
東海管区布教師布教協議会
大本山永平寺名古屋別院(名古屋市)
随時
龍光寺境内清掃
随時
紀宝柔道会 幼・小・中学生指導

明美

随時
墓地掃除・境内植木剪定等
随時
龍光寺本堂&トイレ清掃

友美

14日・15日(1泊2日)
寺族通信教育研修会 曹洞宗宗務庁(東京都港区芝)

せいゆうのひとりごと

PART ONE
友美は、Team 雅龍に所属しています。
Team 雅龍は、結成十八年目の新宮市を拠点に活動している「よさこい鳴子踊り」の団体です。
具体的な活動は、「新宮秋まつり」「しんぐう元気フェスタ」等の地域のイベントや、県外のイベントにも参加しています。毎年五月には地域活性化を目的に「南紀海彩(かっさい)まつり」を開催して、よさこい以外にもダンス・音楽のステージや飲食店ブースなど、たくさんの方に協力いただき元気なお祭りにしています。慰問やボランティア活動も行い、「新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会」などにボランティアスタッフとしても参加しています。
今年は久し振りに「第14回南紀海彩(かっさい)まつり」が開催され、準備・片づけ等々頑張って参加していました。お疲れ様でした。
PART TWO
妻が発熱でダウン。健康で丈夫な妻ですが久し振りです。我が家の掛かり付けのお医者さんは外科医院です。コロナ禍前だったら問題なく診て貰えたのですが、今は、発熱していると内科に行くように勧められます。
内科医院に電話して行くと、駐車場で待機しその場で、コロナとインフルエンザの検査を行いました。結果陰性。解熱剤を貰って帰宅。熱が続くので三日後再び見て貰いましたが、前回と同様に駐車場の車の中で検査。結果陰性。風邪という診断で風邪薬を貰って帰宅。長年の疲れが蓄積していたのかなあ。
食事は、普段から昼食を担当している道雄が、夕食も担当してくれました。
PART THREE
コロナ禍で三年程見送られていた「たつみ会」(会員十四名)の集まりが今秋にも開催されそうです。今年の幹事は、杉並区の善福寺の田中機一さん。この会は駒澤大学昭和五十年卒業の有志の会です。私は一年後輩になりますが、縁あって会員となっています。
その会員の山喜光明さん(金剛寺・川口市)が春の叙勲で瑞宝双光章の栄誉に浴されました。おめでとうございます。

お寺からのお願い

位牌堂の照明スイッチについて

これまでは、位牌堂右手にあるスイッチを利用して頂いてましたが、「感知式」にしましたので、そのまま位牌の前にお進みお参り下さい。約5分間点灯します。
位牌堂の奥が、開山堂です。

写真は、平成27(2015)年9月10日に落慶式を終えた開山堂です。
道元禅師様(右)永平寺開山
瑩山禅師様(左)總持寺開山

ゴミについて

平成15(2003)年4月より、試行錯誤しながら墓地のゴミ処理に取り組んでいます。
ゴミ(しきみ・色花・草等)を持ち帰ることのできる方は、ご協力をお願いします。
墓地掃除を請け負っている方は、請け負っている方の責任において持ち帰って処理して下さい。
ゴミを山に捨てないで下さい。


次の物は、必ず持ち帰り下さい。

  • 墓地で使用した、タワシ・雑巾・手袋
  • お供え物(果物・お菓子類・酒瓶・ビール缶・ジュース缶・セトモノ等)
  • ポリバケツや個人名を書いているバケツ

尚、古い塔婆は、山門前バケツ置き場横の小屋(古い塔婆入れ)に置いて下さい。


神棚と仏壇

人が亡くなりお家に伺いますと、神棚が閉じられていますが、仏壇も閉じられている場合も見受けられます。

人が亡くなるとお家の神棚を白い半紙などで閉じます。そして49日の法要が済んでから取り除き神棚の祀りを再開します。これを「神棚封じ」と言い、神様の住む聖なる場所である神棚に死忌が及ばないように封印するものです。

その際、仏壇を閉めるのは間違いです。「神棚を閉じる」ことと「仏壇を閉じる」ことを混同している方がいるようです。忌中の間もお仏壇のご本尊さま、ご先祖さまには香華灯燭仏飯をお供えします。そしていつものように毎日礼拝を続け、亡き人を一刻も早くみ仏の浄土へとお導き頂けるように祈願いたします。

続・夢積み立て 庫裡台所等々の改築工事

一、金壱阡圓也 写経奉納金
一、金壱萬圓也 施主 片野 晴友(通算 金七万円也)


令和4年12月28日から令和5年6月28日現在
目標金額 住職私案 2,000万円
積立金額 金722,500円

内訳
写経奉納金累計額 金6,000円
寒修行托鉢浄財金累計額 金587,934円
喜捨累計額 金128,553円
預金利息累計額 金13円

喜捨金(寄附金)につきましては、鐘楼堂(平成7年)・山門(平成12年)・坐禅堂(平成23年)・開山堂(平成27年)の建立時、又本堂樋取替と本堂外壁塗装工事費(令和4年)と同様に、気になる方は気がむきましたら、無理のない喜捨をして下さい。たとえば
・「生きていてよかった」という何かいいことがあって。
・その時、運良くお金がいっぱいあって
・気持ちよく人に与えたい。
自然にこんな気持ちになった時で結構ですという考えで続けています。

今月の坐禅

安泰寺では、1年間1800時間の坐禅ができるという。
私はどれくらい坐れるだろうか。
6月の坐禅の時間・・・600分
トータル・・・4055分(67時間35分)

参加してみませんか?

坐禅会

東正寺朝の坐禅会
場所 東正寺坐禅堂&本堂
日   毎月18日
時   午前5時~午前6時
坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂においてお経(般若心経・大悲心陀羅尼・舎利礼文)を読誦。
坐ってみたい方 遠慮なく来てください。
東正寺夜の坐禅会(不定期)
場所 東正寺坐禅堂&本堂
日   7月12日 19時~20時
6月の坐禅会の参禅者
東正寺朝の部 18日 4名
東正寺夜の部 13日 5名

写経会

写経室(坐禅堂1階)において、
毎日 午前中(午前8時~正午)に各自行う事が出来ます。
受付 午前8時~午前11時まで庫裡玄関にて受け付けます。
写経用紙・筆ペンは、用意しています。奉納金は、一部1,000円です。
(奉納金は、本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費として積み立てます)

日曜学校

毎週日曜日
午前7時~午前8時
内容 ラジオ体操・坐禅・お経・掃除・お茶
対象は小学生・中学生です。本人が希望すれば幼稚園児・高校生・18歳未満まで可。
上記の他にも、花まつり・遠足・田植え・収穫祭・忘年会等の催しがあります。
詳しくは日曜学校のページをご覧下さい。