東正寺寺報醫王

伝道掲示板

頑張らなくても いいから
ボチボチ 出来るところから
取り組んでいこう

善き人々に出逢う旅 208

北海道幌泉郡えりも町本町23
法光寺住職  佐野  俊也

〈新型コロナウイルス禍の中で〉

老いを考える

私ごとではありますが、秋のお彼岸の中日(九月二十三日)に、六十八回目の誕生日を迎えました。年が明けると来年は、いよいよ数え年七十歳の古希です。それでも宗門の中では、まだまだ洟垂れなのですが、体力と知力の衰えを肌で感じるようになりました。家族に指摘されると悔しいのですが、認めざるを得ないことが多々あるようになりました。
この日、本州に暮らす六歳の孫が、スマホを通して「ハッピーバースデイ・トゥーユー」と歌ってくれました。その時「幾つだと思う?」と尋ねると「五十九歳」と答えてくれたのですが〜(笑い)


若い時分は、古希を迎えた方はとんでもない長老で、大変なおじいさん、おばあさんと思っていました。戦前、戦中の苦難の中を生き抜き、戦後も様々な混乱の中で、生命力を発揮され、復興のために一生懸命働き、努力された皆様。人生に向き合ってきた智慧に溢れ「そのお顔には深い皺が刻まれていて、その言葉には困難な人生を歩まれた苦渋が感じられる」。普段接するお檀家様の先輩の方々にはそのような重みを感じたものでした。僧侶の世界においても、長年の修行を積まれた老僧にはそれぞれ独特の家風があって、その一言に深い含蓄を感じる方が沢山いらっしゃいました。自分がそのような年になるとは考えもせず居りました。さて、いざ高齢者の入り口にたちますと、焦りと不安が沸いてくる近年です。


私たちは、長生きをすることを、良いこと、めでたいことと考えてきました。喜寿、傘寿、米寿、卒寿、白寿などという節目のお祝いの言葉にそれは象徴されています。もしも、若くしてこの世を去らなければならないことを知ったら、多くの人はその悲運を嘆くでありましょう。だが一方私たちは、長生きを願いながら、年老いることを嫌悪するという矛盾の中で生きています。
私たちは、高齢者に対して、手放しで高い価値を認め、尊敬しているかというと、そうではないようです。また、加齢という現象が自分に進むことについて、多くの人がそれを忌避し、できるなら回避したいと思っています。アンチエイジングが盛んに、叫ばれるのはその表れだと思います。


ここで思い出すのは、十六世紀ルネサンス期のフランスを代表する哲学者モンテーニュの次の言葉です。

「老年はわれわれの顔よりも心に多くの皺を刻む。」  (『随想録』岩波文庫)

老いへの嫌悪、恐れを象徴するかのように、年老いたということで、私たちは自分かってに、心に皺を作っているのではないでしょうか。しかし顔の皺は、それまでの人生を生き抜いてきたあかしととらえるべきなのです。
老いてこそ得ることのできる人生の機微を、しっかりと、受け止めるべきと思います。
デジタル社会の急激な進歩の中で、コロナ禍により、孤立を深める高齢者の方々も多いようです。そのような方々を取り残さないように、「自らもやがて老いるのだという認識を強く持ち、自己の問題として他の方の苦に向き合って行くこと」が大切だと思っています。


最後に、お釈迦様のお示しを『真理の言葉』(岩波文庫)より、紹介したいと思います。

『頭髪が白くなったからとて〈長老〉なのではない。ただ年をとっただけならば 「空しく老いぼれた人」と言われる。』

『誠あり、徳あり、慈しみがあって、傷わず、つつしみあり、みずからととのえ、汚れを除き、気をつけている人こそ〈長老〉と呼ばれる。』

これらの詩句は、主に出家修行者に対して説かれたものですが、現代の私たちも深く味わって、心に刻まなければならない言葉です。

清く老いむ岬の浜の白
芙蓉  俊也


2013年ロサンゼルスで迎えたマイbirthday




トピックス

秋彼岸供養

25日午後1時半より梅花講員さんと共に彼岸の御詠歌・御和讃を奉詠供養。
26日午前5時からの朝課にて、彼岸のお供えをして頂いた檀信徒各家先祖代々精霊供養。施主33軒。

梅花講 講員募集

梅花流詠賛歌とは、お釈迦様さま・両祖さま(道元さま・瑩山さま)を讃え、ご先祖さまを敬うこころを唱えます。その歌は日本の風土と暮らしの中で生まれたメロディーです。やさしく穏やかな曲で、唱えやすく安らかなこころが生まれ、新たな感動がわいてきます。

梅花講とは、人それぞれ、さまざまな想いの中で、同行同修(他を受け入れながら同じ修行をする)していく、信仰心あふれるすばらしいお仲間です。多くの人々がみほとけの教えに照らされて、人と人が良い関わりを持ち、仲良く生きる術を学びます。日本国内はもとより、海外も併せておよそ十七万五千人の講員さんがいます。


☆男性女性を問いません。詠賛歌を一生懸命極めるもよし、趣味として歌うもよし、ご先祖さまを敬い供養するためでもよし、お稽古の中休みのおしゃべりを楽しみにするもよし。いずれにしても、お寺に来て詠賛歌をお唱えすることで生きがいが一つ増えるとすれば、人生の大きな励みとなるでしょう。お待ちしております。
☆練習日 毎週土曜日 午後一時〜三時迄 初心者の方は、別の日に開催します。

仏教のまめ知識

十九、四十九日裁判
人が亡くなってからの四十九日間を、仏教では「中陰ちゅういん」と呼ぶ。この期間に、死者が次にどこに生まれるかを決める裁判をする。
裁判官は、
初七日(泰広王)、二七日(初江王)、三七日(宗帝王)、四七日(五官王)、五七日(閻魔王)、六七日(変生王)、七七日(泰山王)。
七人の裁判官が七日ごとに死者を裁く。
裁判の末、生まれ変われる世界は六つある。
天上界(神々や天人が住んでいる世界)
人間より優れた存在、人間界より寿命が長く苦しみもほとんどないとされている
人間界(人間が住んでいる世界)
悩みや苦しみ(煩悩)がたくさんある世界だが、楽しみもあるとされている。
修羅の世界(阿修羅が住んでいる世界)
争いによる怒りや悲しみが絶えない世界だが、地獄とは違い苦しみを自ら帰結する事ができるとされている。
畜生の世界(鳥、獣、虫、魚など人間以外の動物が住んでいる世界)
動物的本能で行動し生きており、仏の教えを得ることができず救いが少ないとされている。
餓鬼の世界(餓鬼が住んでいる世界)
食べようとすると食べ物が火となってしまい、餓えと渇きに苦しむとされている
地獄の世界(悪行を犯したものが送られる世界)
厳しい責め苦を受け、罪を償うとされている。

訃報

曹洞宗大本山永平寺(福井県)
前貫首 福山諦法禅師(世寿九十歳)
十日0時20分老衰のため遷化された。

曹洞宗大本山總持寺(神奈川県)
貫首  江川辰三禅師(世寿九四歳)
十九日午前2時遷化された。

感謝録&醫王縁助金

寄附単(感謝緑)

報恩感謝

永徳美香大姉二十七回忌供養
一、金弐萬圓也  施主 浦川 清司様

山平家先祖代々供養
一、金拾萬圓也  施主 山平 祐一様

慈照軒初学禅心大姉三十三回忌供養
一、金参萬圓也  施主 大野菁治郎様

精室貞修大姉四十三回忌供養
観照郎善居士  七回忌供養
一、金伍萬圓也  施主 阪本愛美子様

ご寄附を頂き有り難うございます。

醫王縁助金

一金伍阡圓也   池田千恵子様 紀宝町
一金壱阡伍百圓也 中山淳子様 新宮市
一金壱阡圓也   岡室延子様 新宮市
一金伍阡圓也   大野菁治郎様 紀宝町
一金壱萬圓也   奥川みどり様 紀宝町
一金壱萬圓也   匿 名様 新宮市
一金伍阡圓也   植松道恵様 紀宝町
一金壱萬圓也   峪口幸様 豊田市

ご縁を助けて頂き有り難うございます。

寄付金使用報告

☆紺色本金唐草両山紋水引・柱巻
代価 百三十五万八千五百円
☆朱色正絹二尺華鬘房・九寸上巻房
代価 九万九千八百八十円
施主 大桑 嗣様
残金四万千六百二十円は雑収入へ

この度、ご浄財をこのように活用させて頂きました。厚く御礼申し上げます。

行事報告

せいゆうの行事報告

9月25日
秋彼岸供養
27日
龍光寺だより「龍光」26号印刷 500部

副住職

9月2日・22日
熊野病院ディ・ケア クラシックギター講師(奉仕)
7日
第2宗務所所会
光明寺(御浜町阿田和)
22日
龍光寺だより 「龍光」26号作成

副住職&道雄

9月3日
曹洞宗3重県青年会
月例研修会オンライン参加(8月定例)
13日
宗務所青年会研修会(9月定例)
長徳寺(御浜町尾呂志) 
21日
龍光寺 秋彼岸供養
25日
東正寺 秋彼岸供養
30日
宗務所青年会研修会(10月定例)
南泉寺(熊野市有馬町)

道雄

9月15日〜17日
大本山永平寺(2泊3日)
前貫首の密葬荼毘式
随時
ジェット噴射機で境内等の石畳のぬめりを取り除く作業
随時
龍光寺境内清掃
随時
龍光寺境内 ジェット噴射機で石畳のぬめりを取り除く作業

随時
境内植木剪定
依頼されている墓地掃除
龍光寺本堂&トイレ清掃

国際ボランティアの寺

東正寺は、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に登録した「国際ボランティアの寺」として活動しています。
ご協力の程 宜しくお願いします。

ほほえみ募金

募金箱は本堂に置いています。
令和3年9月28日現在  金34,782
ほほえみ募金  →  SVA  →  カンボジア・タイ・ラオス等の教育関係へ
◎SVAに寄託した募金額  金730,000円

アジアの図書館サポーター

アジアの図書館サポーターとして年間24,000円をSVAを通して支援しています。 この支援により、アジアでの図書館運営、移動図書館、図書館員の育成を支えています。(平成17年6月〜継続)

絵本を届ける運動(カンボジア・ラオス)

1冊の絵本に、翻訳シールを貼りつける作業。
1組2,500円。過去255組送付。

回収

☆牛乳パック(切り開き、乾かして) 
☆書き損じはがき・各種プリペイドカード
☆使用済み切手(切手のまわり1cm程度余白を残して封筒ごと切り取って下さい)

報告

8月29日から9月28日までに協力を頂いている方々です。

■使用済み切手
稲本貴憲様・玉置早苗様・木下眞人様・本田昌裕様


ご協力ありがとうございます。

せいゆうのひとりごと

PART ONE
大変お世話になった市河雄峰老師(長楽寺二十六世重興眞宰雄峰大和尚・津市美杉町)が六月七日世寿八三歳で遷化されました。
長楽寺別院(横浜市戸塚区)だよりによりますと、老師が生前中に、葬儀・法要・法話会・漢詩勉強会など、多くの布教活動をされたラステル新横浜(横浜市港北区)にて六月十四日に密葬儀を厳修されたとのこと。
老師には、晋山結制では、西堂という大役をお務め頂き又、前住職の時より法要等の際に法話をお願いしたり何かとお世話になりました。ご冥福をお祈り致します。
PART TWO
「曹洞宗三重県青年会」の月例研修会がオンラインにて3日午後7時〜8時半過ぎまで開催されました。
テーマ『總持寺の開創と五院の発展〜大本山總持寺開創700年に因みて〜』
講師 紀北町佛光寺副住職龍谷孝道師
「第二宗務所青年会」の会員も参加。
PART THREE
10日の稲刈りは、9月に入って学校が始まってしまったのとコロナ感染予防の為、日曜学校の子ども達の稲刈り体験は今年も中止。○○さんにコンバインで刈り取って貰いました。収穫は、鹿の被害の影響が大きく、昨年より10俵程少ない4俵半でした。
PART FOUR
大本山永平寺(福井県永平寺町)では、17日午前10時より前貫首福山諦法禅師の密葬荼毘式が厳修され、道雄は「不老閣接客」の配役を頂き、15日〜17日(2泊3日)務めさせて頂きました。

お寺からのお願い

位牌堂の照明スイッチについて

これまでは、位牌堂右手にあるスイッチを利用して頂いてましたが、「感知式」にしましたので、そのまま位牌の前にお進みお参り下さい。約5分間点灯します。
位牌堂の奥が、開山堂です。

写真は、平成27(2015)年9月10日に落慶式を終えた開山堂です。
道元禅師様(右)永平寺開山
瑩山禅師様(左)總持寺開山

ゴミについて

平成15(2003)年4月より、試行錯誤しながら墓地のゴミ処理に取り組んでいます。
ゴミ(しきみ・色花・草等)を持ち帰ることのできる方は、ご協力をお願いします。
墓地掃除を請け負っている方は、請け負っている方の責任において持ち帰って処理して下さい。
ゴミを山に捨てないで下さい。


次の物は、必ず持ち帰り下さい。

  • 墓地で使用した、タワシ・雑巾・手袋
  • お供え物(果物・お菓子類・酒瓶・ビール缶・ジュース缶・セトモノ等)
  • ポリバケツや個人名を書いているバケツ

3ヶ所あったゴミ置き場は、1つ減らして2ヶ所になりました。
尚、古い塔婆は、山門前バケツ置き場横のゴミ置き場に置いて下さい。


神棚と仏壇

人が亡くなりお家に伺いますと、神棚が閉じられていますが、仏壇も閉じられている場合も見受けられます。

人が亡くなるとお家の神棚を白い半紙などで閉じます。そして49日の法要が済んでから取り除き神棚の祀りを再開します。これを「神棚封じ」と言い、神様の住む聖なる場所である神棚に死忌が及ばないように封印するものです。

その際、仏壇を閉めるのは間違いです。「神棚を閉じる」ことと「仏壇を閉じる」ことを混同している方がいるようです。忌中の間もお仏壇のご本尊さま、ご先祖さまには香華灯燭仏飯をお供えします。そしていつものように毎日礼拝を続け、亡き人を一刻も早くみ仏の浄土へとお導き頂けるように祈願いたします。

新・夢積み立て 本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費

一、金弐阡圓也 写経奉納金
一、金壱萬圓也   施主 片野 晴友(通算 金73万円也)


平成27年9月24日から令和3年9月28日現在
目標金額 住職私案 10,000,000円
積立金額 金4,644,818円


内訳
写経奉納金累計額 金88,000円
寒修行托鉢浄財金累計額 金3,518,921円
喜捨累計額 金1,037,500円
預金利息累計額 金397円


喜捨金(寄附金)につきましては、鐘楼堂(H7年)・山門(H12年)・坐禅堂(H23年)・開山堂(H27年)の建立時と同様に、気になる方は気がむきましたら、無理のない喜捨をして下さい。 たとえば
・「生きていてよかった」という何かいいことがあって。
・その時、運良くお金がいっぱいあって
・気持ちよく人に与えたい。
自然にこんな気持ちになった時で結構ですという考えで続けています。

今月の坐禅

安泰寺では、1年間1800時間の坐禅ができるという。
私はどれくらい坐れるだろうか。
9月の坐禅の時間・・・590分
令和3年トータル・・・6,870分(114時間30分)

参加してみませんか?

坐禅会

朝の坐禅会
場所 坐禅堂&本堂
日   毎月18日
時   午前5時〜午前6時
坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂においてお経(般若心経・大悲心陀羅尼・舎利礼文)を読誦。
坐ってみたい方 遠慮なく来てください。
曹洞宗三重県第二宗務所主催の坐禅会
場所 ふれあい会館(紀宝町)
日時 10月19日 19時〜
東正寺の坐禅会 夜の部(不定期)
場所 坐禅堂&本堂
日時 10月25日 19時〜20時
9月の坐禅会の参禅者
宗務所主催 27日 8名
東正寺
朝の部 18日 4名
夜の部 15日 5名

写経会

写経室(坐禅堂1階)において、
毎日 午前中(午前8時〜正午)に各自行う事が出来ます。
受付 午前8時〜午前11時まで庫裡玄関にて受け付けます。
写経用紙・筆ペンは、用意しています。
奉納金は、一部1,000円です。
(奉納金は、本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費として積み立てます)


日曜学校

毎週日曜日
午前7時〜午前8時
内容 ラジオ体操・坐禅・お経・掃除・お茶
対象は小学生・中学生です。本人が希望すれば幼稚園児・高校生・18歳未満まで可。
上記の他にも、花まつり・遠足・田植え・収穫祭・忘年会等の催しがあります。
詳しくは日曜学校のページをご覧下さい。