東正寺寺報醫王

伝道掲示板

晴れてよし  降ってよし
今を生きる

善き人々に出逢う旅 203

北海道幌泉郡えりも町本町23
法光寺住職  佐野  俊也

〈新型コロナウイルス禍の中で〉

北海道以外の各地では、例年より早い桜花の便りが次々に聞かれる三月末です。

さて、桜の中でも、仏事と一番なじみの深いのは「彼岸桜」です。他の桜に先駆けてちょうど春彼岸のころ開く、やや小さな一重咲の淡紅色。散りやすいことも、彼岸に似合うのかもしれません。

尼寺や彼岸桜は散りやすき  夏目漱石

本年は、様々な条件に恵まれ、彼岸前にソメイヨシノが満開になった地域もありました。いつもは五月のゴールデンウイークに咲く当地の桜も、今年は早いのでしょう。

さまざまな事思ひ出す桜かな 松尾芭蕉

人生の中で私が忘れられないのは、十年前の四月、宮城県でみた桜の樹です。東日本大震災のひと月後、海辺の街を数か所訪れました。まだあちこちに瓦礫が散乱し、荒廃した浜辺の丘に、数本の桜が咲き誇っていました。
全てを失ったあたり一帯に、かろうじて生き残り、いのち一杯に花を咲かせている樹。
その異様な風景と人知の及ばない自然の力に衝撃を受け、言葉を失ってしまったのです。
変わり続ける私たちの生活の中で、長年同じ花を見せてくれる自然の美しさと、そしてたくましさ。その不変の姿は、「もしかしたら被災された方々を勇気つけてくれるのではないか」とも、私は感じました。

数年前に亡くなられた仏教詩人の坂村真民さんの詩に、『今を生きる』という詩があります。

『咲くも無心 散るも無心
花は嘆かず 今を生きる』

喜び怒り哀しみ楽しむ、そのような人生を繰り返している人間をしりめに、春がやってくれば何のはからいもなく花は咲き、時が過ぎれば黙って散って行きます。
コロナ渦に未だ耐えなければならない日々ですが、徒に嘆くのではなく、今この時この瞬間を大切に生きることが、明日の希望を導く力になるのではないかと、思います。

少しでも華やぎを求めて、花見に出かけてみたいと多くの方は思うでしょう。しかし、今年も大人数による飲食は、我慢しなければいけません。様々な欲求を今しばらくは我慢して、耐えなければならないのでしょう。

ところで「我慢」と「耐える」ことには違いがあるようです。
「欲しいものを我慢する」「甘いものを我慢する」というように「我慢」は欲望を抑えることです。「我慢」している時、自分はその対象が何であるかを認識しています。
しかし「耐える」という時は、「何を前に耐えているのか」を、知らないことがあります。
次の瞬間に何が起こるかわからない人生の日々で、運命としか呼びようのない何ものかが、大きな不自由を自己に強いてくる。その出来事に真正面から「向き合う」ことを「耐える」というのではないかと、私は思うのです。新型コロナウィルスという正体の見えないものが世界中に及ぼした災禍に、今しばらく私たちは耐えていかなければならないのです。

お釈迦様は、この世は「忍土」であるとおっしゃっています。「忍耐」の「忍」に、「土」と書いて「忍土」というように、「苦しみを耐え忍ぶ場所」という意味です。仏教では「苦」のことを「自分の思うとおりにならないこと」としてとらえます。
人生のすべてを、自己の思うとおりに生きられる人は、一人もいません。
様々な困難、不自由に「耐える」ことによって、人は学び、そして成長して行きます。
「忍」を身につけることが出来た人のことを「大人(だいにん)=仏教の教えを体得した人」と呼びます。

苦しみに立ち向かい続ける人は、その過程の中で、他の人の苦しみも理解するようになります。今はそれを学ぶ時期と受け止めて、お互いを思いやり助け合って、共に生きて行きたいものです。

時間まだ夫婦にのこる花明かり ながさく清江

続く


えりも町 庶野桜公園


新ひだか町 静内 二十間道路の桜並木


港区芝 増上寺の桜と東京タワー

トピックス

東日本大震災追悼供養

11日午後2時46分に東日本大震災追悼の鐘を九声撞き冥福を祈った。

川施食供養

18日午前10時より本堂で供養、夕方、梶鼻の海岸に行き、お供えしたおにぎりを海に流し施し供養。(例年流している熊野川河口が工事中なので)

春彼岸供養

20日、午後1時半より梅花講員さんと共に御詠歌を奉詠。

春彼岸各家先祖供養

23日午前4時5分朝課にて、彼岸のお供えをして頂いた檀信徒各家先祖代々読み上げ供養。施主41名。

40回 春休み子ども坐禅会

信仰を基盤とした青少年の健全育成を願って、春休みの3月26日〜4月5日まで「早寝早起きと、耐える力を養おう」ということで、毎朝7時から8時までの1時間 開催中。内容は、ラジオ体操・坐禅・お経・お茶等。対象 小中学生。

仏教のまめ知識

十四、北まくら
ご遺体は仏間または座敷に北まくらにして寝かせます。これはお釈迦さまが亡くなられた時のお姿で、「そのとき世尊は、右脇にして臥す。頭を北方に枕し、足は南方を指す、面は西に向かい、後背は東方なり」(頭北面西右脇臥)という故事によるものです。
安置し終えたら晒しの白布で顔を覆い、両手は結んでおきます。お寺に連絡をして枕もとで読経してもらいます。(枕経)

感謝録&醫王縁助金

寄附単(感謝緑)

大桑院芳徳勇心大居士二十三回忌供養
敬徳院慈芳貞心清大姉  七回忌供養
一、金百伍拾萬圓也 施主 大桑 嗣様

報恩感謝
一、金参萬圓也  施主 尾ア 征朗様

先祖代々供養
一、金参萬圓也  施主 匿名様

春庭廣禅信士五十回忌供養
一、金弐萬圓也  施主 浜田 新一様

報恩感謝
一、地蔵尊用前掛け三十三枚施主 高瀬 俊子様

村田家先祖代々供養
一、金伍萬圓也  施主 井奥つな子様

ご寄附を頂き有り難うございます。

醫王縁助金

一金伍阡圓也   山中 実男様 紀宝町
一金伍阡圓也   鈴木 伸尚様 紀宝町
一金参萬圓也   匿 名様 和歌山市
一金壱萬圓也   尾ア 征朗様 新宮市
一金参阡圓也   加藤 ェ治様 名古屋市
一金壱阡伍百圓也 湊 圭子様 御浜町
一金弐阡伍百圓也 匿 名様  
一金伍阡伍百圓也 坪井 悦二様 紀宝町
一金伍阡伍百圓也 村田佐和子様 神戸市

ご縁を助けて頂き有り難うございます。

寄付金使用報告

☆庫裡執務室用エアコン
代価 163,900円
施主
北 麗子様
不足分3,900円は雑収入より
☆駐車場化粧ブロック積み&フェンス取付工事
代価 1,196,800円
施主
和歌トシ子様 森倉通夫様 橋爪恒美様 榎本マユ美様 川谷殖人様 
大野秀夫様 亀嶋 孝三様 山根貴美様 田中泰一様 中橋包子様 
大野宗視様 丸田正吉様 中瀬日出成様 植村静代様 苅谷朋幸様
不足分6,800円は雑収入より

この度、ご浄財をこのように活用させて頂きました。厚く御礼申し上げます。

行事報告

せいゆうの行事報告

3月19日
川施食供養
23日
春彼岸各家先祖供養
26日〜4月5日まで
第39回春休み子ども坐禅会
21日
龍光寺だより24号(春号)500部 印刷

副住職

3月3日
第2宗務所所会 光明寺(御浜町阿田和)
11日・17日
熊野病院ディ・ケア クラシックギター講師
23日
龍光寺 春彼岸各家先祖供養
25日
第2宗務所予算委員会 光明寺(御浜町阿田和)

副住職&道雄

3月9日
第5回 宗務所青年会設立会議 研修会 東禅寺(尾鷲市賀田)
16日
春彼岸荘厳準備
17日
龍光寺 春彼岸供養 梅花奉詠
19日
川施食供養
20日
春彼岸供養 梅花奉詠
24日
春彼岸荘厳片づけ

道雄

毎日
龍光寺境内清掃
随時
紀宝柔道会 幼・小・中学生指導

31日
寺族会会計監査
随時
墓地掃除
随時
龍光寺本堂&トイレ清掃

国際ボランティアの寺

東正寺は、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に登録した「国際ボランティアの寺」として活動しています。
ご協力の程 宜しくお願いします。

ボランティア活動報告

書き損じ葉書
2月12日、一年間で集まった書き損じ葉書541枚を手数料を引いて切手27,219円分に換え、この切手を「醫王」の会計で買い取り、その分を「ほほえみ募金」に入金しました。
ご協力ありがとうございました。

ほほえみ募金

募金箱は本堂に置いています。
令和3年3月28日現在  金74,540
ほほえみ募金  →  SVA  →  カンボジア・タイ・ラオス等の教育関係へ
◎SVAに寄託した募金額  金690,000円
SVAアジア子ども募金に、ほほえみ募金の積立から一万円を寄附しました(令和3年3月)。

アジアの図書館サポーター

アジアの図書館サポーターとして年間24,000円をSVAを通して支援しています。 この支援により、アジアでの図書館運営、移動図書館、図書館員の育成を支えています。(平成17年6月〜継続)

絵本を届ける運動(カンボジア・ラオス)

1冊の絵本に、翻訳シールを貼りつける作業。
1組2,500円。過去245組送付。

回収

☆牛乳パック(切り開き、乾かして) 
☆書き損じはがき・各種プリペイドカード
☆使用済み切手(切手のまわり1cm程度余白を残して封筒ごと切り取って下さい)

報告

2月28日から3月28日までに協力を頂いている方々です。

■使用済み切手
尾ア征朗様(新宮市)・榎本清隆様(紀宝町)・浦川早苗様(那智勝浦町)・高瀬俊子様(紀宝町)・加藤ェ治様(名古屋市)・後岡邦夫様(紀宝町)・須川幸一様(紀宝町)

■書き損じ葉書
木下眞人様


ご協力ありがとうございます。

せいゆうのひとりごと

PART ONE
室町時代の禅僧(臨済宗)一休さんのお話しです。

一休さんは八十七歳という当時としては非常に高齢で亡くなられたのですが、亡くなる直前に弟子たちに「この先、どうしても困ったとき、苦しいときに開けないさい」と一通の手紙を残されたそうです。数年後、弟子たちが本当に困り果てその手紙を開けると、中には「心配するな、大丈夫、なんとかなる」と書かれていたそうです。

コロナ禍において、先行きがとても不安になってきます。又、それによって、悩みや心配ごとも増えてきます。そんな精神状態で何かをしても判断を誤りかねません。
そうした時、一休さんの「あなたが心配しているような事を心配してもどうにもなりませんよ。だいじょうぶ。だいじょうぶ。なんとかなる」という言葉を思い出して下さい。
マスクを外して笑顔で話せる時が早くやってきますように。 ナーム

お寺からのお願い

位牌堂の照明スイッチについて

これまでは、位牌堂右手にあるスイッチを利用して頂いてましたが、「感知式」にしましたので、そのまま位牌の前にお進みお参り下さい。約5分間点灯します。
位牌堂の奥が、開山堂です。

写真は、平成27(2015)年9月10日に落慶式を終えた開山堂です。
道元禅師様(右)永平寺開山
瑩山禅師様(左)總持寺開山

ゴミについて

平成15(2003)年4月より、試行錯誤しながら墓地のゴミ処理に取り組んでいます。
ゴミ(しきみ・色花・草等)を持ち帰ることのできる方は、ご協力をお願いします。
墓地掃除を請け負っている方は、請け負っている方の責任において持ち帰って処理して下さい。
ゴミを山に捨てないで下さい。


次の物は、必ず持ち帰り下さい。

  • 墓地で使用した、タワシ・雑巾・手袋
  • お供え物(果物・お菓子類・酒瓶・ビール缶・ジュース缶・セトモノ等)
  • ポリバケツや個人名を書いているバケツ

3ヶ所あったゴミ置き場は、1つ減らして2ヶ所になりました。
尚、古い塔婆は、山門前バケツ置き場横のゴミ置き場に置いて下さい。


神棚と仏壇

人が亡くなりお家に伺いますと、神棚が閉じられていますが、仏壇も閉じられている場合も見受けられます。

人が亡くなるとお家の神棚を白い半紙などで閉じます。そして49日の法要が済んでから取り除き神棚の祀りを再開します。これを「神棚封じ」と言い、神様の住む聖なる場所である神棚に死忌が及ばないように封印するものです。

その際、仏壇を閉めるのは間違いです。「神棚を閉じる」ことと「仏壇を閉じる」ことを混同している方がいるようです。忌中の間もお仏壇のご本尊さま、ご先祖さまには香華灯燭仏飯をお供えします。そしていつものように毎日礼拝を続け、亡き人を一刻も早くみ仏の浄土へとお導き頂けるように祈願いたします。

新・夢積み立て 本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費

一、金参阡圓也 写経奉納金
一、金四阡圓也 寒修行浄財追加分(二軒)
一、金壱萬圓也   施主 片野 晴友(通算 金六十七万円也)


平成27年9月24日から
令和3年3月28日現在
目標金額 住職私案 10,000,000円
積立金額 金4,527,818円


内訳
写経奉納金累計額 金81,000円
寒修行托鉢浄財金累計額 金3,518,921円
喜捨累計額 金927,500円
預金利息累計額 金397円


喜捨金(寄附金)につきましては、鐘楼堂(H7年)・山門(H12年)・坐禅堂(H23年)・開山堂(H27年)の建立時と同様に、気になる方は気がむきましたら、無理のない喜捨をして下さい。 たとえば
・「生きていてよかった」という何かいいことがあって。
・その時、運良くお金がいっぱいあって
・気持ちよく人に与えたい。
自然にこんな気持ちになった時で結構ですという考えで続けています。

【公告】

曹洞宗宗制に従って手続きを進め、東正寺所有の土地(鵜殿六七九ー二七・地目公衆道路)九・二五uを町道として紀宝町に寄附します。

令和三年四月一日
宗教法人 東正寺
代表役員 片野 晴友

承認書
承認内容(財産処分)
所在地 鵜殿六七九ー二七
地目  公衆道路
実測地積 九・二五u
処分先 紀宝町
処分方法 寄附
承認日 令和三年三月二十三日
承認者 宗教法人 曹洞宗 代表役員 鬼生田 俊英

今月の坐禅

安泰寺では、1年間1800時間の坐禅ができるという。
私はどれくらい坐れるだろうか。
3月の坐禅の時間・・・860分
令和3年トータル・・・2,615分(43時間35分)

参加してみませんか?

坐禅会

朝の坐禅会
場所 坐禅堂&本堂
日   毎月18日
時   午前5時〜午前6時
坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂においてお経(般若心経・大悲心陀羅尼・舎利礼文)を読誦。
坐ってみたい方 遠慮なく来てください。
曹洞宗三重県第二宗務所主催の坐禅会
場所 ふれあい会館(紀宝町)
日時 22日(予定) 19時〜21時
東正寺の坐禅会 夜の部(不定期)
場所 坐禅堂&本堂
日時 9日 19時〜20時
4月の坐禅会 場所 坐禅堂&本堂
日時 毎月18日 午前5時〜午前6時
3月の坐禅会の参禅者
宗務所主催 休み
東正寺朝の部 18日 11名
夜の部 24日 6名

写経会

写経室(坐禅堂1階)において、
毎日 午前中(午前8時〜正午)に各自行う事が出来ます。
受付 午前8時〜午前11まで庫裡玄関にて受け付けます。
写経用紙・筆ペンは、用意しています。奉納金は、一部1,000円です。
(奉納金は、本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費として積み立てます)


日曜学校

毎週日曜日
午前7時〜午前8時
内容 ラジオ体操・坐禅・お経・掃除・お茶
対象は小学生・中学生です。本人が希望すれば幼稚園児・高校生・18歳未満まで可。
上記の他にも、花まつり・遠足・田植え・収穫祭・忘年会等の催しがあります。
詳しくは日曜学校のページをご覧下さい。