東正寺寺報醫王

伝道掲示板

小食であれ
これは健康のもと
少欲であれ
これは幸福のもと

善き人々に出逢う旅 201

北海道幌泉郡えりも町本町23
法光寺住職  佐野  俊也

〈新型コロナウイルス禍の中で〉

●一月の出来事

一月某日

札幌に住むお檀家のHさんの訃報を告げる電話がはいり、車で向かったのは翌日の事です。喪主の奥様にご無理をお願いし、通夜、葬儀の予定を拙僧の都合に合わせて頂いたのです。日道は雲無く晴天で、高速道路も雪が解けてスイスイと。こんな好天の日にかかわらず、亡き人への想いが渦巻いて、久しぶりの札幌行が少し重荷になっています。でも、他の僧侶にお願いするのではなく、Hさんの最後を自らの言葉で荘厳し、深く看病をされた奥様に「本当にご苦労様でした」と、申し上げたい一念でした。

Hさんは、癌を再発され緩和ケア病棟に入られていましたが、十二月からの二十日余は、お二人で暮らされていたマンションで闘病をされ、奥様が自宅で最後を看取られました。詳しくは書くことができませんが、波乱万丈の七十半ばの生涯。「まだまだ悔いの残ることは沢山あったでしょうが、おそらく死期を悟られた上で、凝縮された最期の数日を、そのような形で締めくくられたのは、素晴らしいことでした」と、通夜のお話であえて申し上げました。

別離の形は、人それぞれです。別れてから、後悔すること。失ってからあらためてそのかけがえのなさに気づくこと。その間の想いは出逢った当人同士にしかわかりません。仏教はそれを「愛別離苦」(「愛するものといつかは別れなければならない苦。自己の力では、どうにもならない苦」と、説き示しています。
頭ではわかっても、この理を受け入れるまでには、長い時間がかかりますね。しかしそれは最愛の人と別れたすべての方が、辿る道なのでもありましょう。


普段宿泊することの多いPホテル。この日もガラガラでした。レストランは二十時閉店で十九時半がラストオーダー。斎場から何とか間に合う時間に入りましたが、先客は一組だけです。外に出ることも憚れましたので、早々に食事を済ませ、部屋でミステリーを読みふけましたが、一人の善き方を送る寂しさが、ひと際身に染みる夜でした。


一月某日

翌日の朝早く用があって、帯広にある瀟洒なホテルに久しぶりで妻と二人で宿泊です。広いフロントがあるのですが、フロントではなくロビーに席を設けて受付をしている状態が不思議です。こちらも空室が多いようで、少し贅沢な部屋を取りましたが、リーズナブルな値段でした。嬉しかったのは、部屋の中に暖炉風のストーブが設置されていて、アットホームな感じでゆっくりできること。そして、(極小さいですが)シャワー室に続いて露天風呂がついていることです。夜中でも部屋の外に出ることがなく、降りしきる雪を手で受け止めながら、お風呂に浸かることが出来るのは最高の贅沢です。

レストランに行くのも止めて、一人二千円なりのルームサービスの弁当を二つオーダーして、ビールを飲みながらゴロゴロと。ここなら感染の心配もなく寛げると、我が家のような気分で、各々テレビを観たり、本を読んだり、また露天風呂に入ったりの繰り返し。車で二時間余の距離ですから、早起きをしても間に合ったのですが、なにせ早朝は雪道が氷って恐ろしいのです。実は気の重い用事が待っていたのですが、その前夜プチ贅沢をして泊ってリラックスでき、気になっていたことも良好に終わり、幸せなことでした。


一月某日

年始経で毎年四日から二十日過ぎまで町内のすべてのお檀家様に伺います。
それが済みますと、寒中の托鉢修行に歩き出し、節分の日まで続けます。
寒風の中を務めるのは、年々おっくうになりますが、マイペースで歩いています。この時期になりますと、東正寺様のご家族が一同に歩いているお姿が想像されます。少なくはなったでしょうが、日本各地で様々な方々が様々な道行きで、この時代にも托鉢行をなされています。拙僧も僅かな修行ではありますが、東正寺方丈様のような心友があって、四十年以上続けられていると。あらためて自身の健康と、仏さまのご加護に感謝します。

『同じ仏の御子(みこ)として 
 むすぶ心の浄き友
 互いに励ましいたわりて
 同行同修の道をゆく』  (『同行御和讃』)

トピックス

寒修行たくはつ 1月6日から12日

毎夕5時から7時半頃まで修行。修行者
片野晴友 片野智博 片野道雄 片野明美
浄財 金563,777円也
全額「新・夢積み立て」に積み立てます。

初薬師(大般若会)

8日午前10時より、梅花講の方々と共に15名の方々の家門繁栄・心願成就等を祈願。法要の後、住職の法話。
お斎(昼食)は、副住職の精進料理は中止。ゴマ豆腐のみ作り食べて頂いた。

東正寺役員会

14日午前10時より本尊上供の後、客殿2階に於いて役員会を開催。
・護持会会計報告の承認、予算の承認

阪神・淡路大震災被災者追悼

17日午前5時46分。鵜殿の地より心を込めて「梵鐘一声」を撞き手を合わせご冥福をお祈りした。

仏教のまめ知識

九、年忌法要
死後満一年経った日を、亡き人が年を迎えたというので一周忌とする。
二年後の命日には亡くなって三年目を迎えるということで三回忌を行う。
その後は六年後の命日が七回忌、十二年後の命日が十三回忌。後は十七、二十三、二十七、三十三、三十七、四十三、五十回忌となる。
一周忌以降の年忌法要はこれを迎えるという意味から、「かぞえ」で数えることになっている。東正寺では五十回忌を弔い上げ、弔い納めといって追善供養の終わりとする。
十、忌明けが三月(みつき)にまたがる
四十九日法要の相談でよく聞かれることが、「四十九日は三月にまたがるといけないそうなので、期日を早めたいのですがよろしいでしょうか」というものです。この質問が結構あります。
これは単なる語呂合わせで、「四十九日」は「始終苦日」、「三月」は「身付き」として、「始終苦日が身に付く」からとなったようです。
理由を知れば、誰かが考えた迷信であると解ります。月の中旬から下旬に亡くなった人は必ず三月にわたることになります。
正式な四十九日法要をお勤めいたしましょう。

訃報

大義院(熊野市飛鳥町)寺族 北 邦子さん(72歳)が1月10日永眠され、本葬儀が13日に厳修された。
ご冥福をお祈りします。

光福寺(熊野市飛鳥町) 秋田 殖康前住職(102歳)が1月24日遷化され、本葬が27日に厳修された。
ご冥福をお祈りします。

感謝録&醫王縁助金

寄附単(感謝緑)

大剛徹宗居士五十回忌供養
  一、金弐萬圓也  施主 美ノ谷妙子様

大野家先祖代々供養
  一、金伍萬圓也  施主 大野 宗視様

ご寄附を頂き有り難うございます。

醫王縁助金

一金壱萬圓也   向井自整 様 紀宝町
一金伍阡圓也   匿名様 紀宝町
一金弐阡伍百圓也 匿名様 紀宝町
一金壱阡圓也   苅屋奈良美様 紀宝町

ご縁を助けて頂き有り難うございます。

行事報告

せいゆうの行事報告

12月31日
除夜の鐘 約51名
1月3日
檀信徒総供養 お供え頂いた檀信徒各家先祖代々読み上げ(219軒)
4日・5日
檀信徒各家年賀
6日〜12日
寒修行たくはつ
8日
初薬師
11日
東正寺護持会会計監査
12日
龍光寺会計監査
14日
東正寺役員会
15日
熊野地区保護司会 第3期地域別定例研修会
内容「性犯罪対象者の処遇について」
講師 津保護観察所保護観察官
20日
龍光寺役員会

副住職

6日〜11日
寒修行たくはつ
12日
大義院寺族通夜
13日
大義院寺族葬儀
19日
坐禅会
21日
宗務所役職員会議 光明寺
27日
熊野病院ディ・ケア クラシックギター講師

道雄

6日〜12日
寒修行たくはつ

副住職&道雄

8日
初薬師
11日
東正寺護持会会計監査
12日
龍光寺会計監査
14日
東正寺役員会
20日
龍光寺役員会

随時
境内掃除&トイレ掃除等

国際ボランティアの寺

東正寺は、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に登録した「国際ボランティアの寺」として活動しています。
ご協力の程 宜しくお願いします。

ボランティア活動報告

使用済み切手を送付
21日に、令和2年1月20日以降集まった使用済み切手3sを「社団法人日本キリスト教海外医療協力会」(大阪市北区・大阪聖パウロ協会三階)に送付しました。
ご協力ありがとうございました。
同会は、カンボジア、バングラデシュ、ネパール、インドネシア、ケニア、ウガンダ、タンザニアにワーカー派遣、奨学金事業、協働プロジェクト等の保健医療支援を行っています。
使用済み切手は、収集家の協力により換金されます。

ほほえみ募金

募金箱は本堂に置いています。
令和3年1月28日現在  金54,000
ほほえみ募金  →  SVA  →  カンボジア・タイ・ラオス等の教育関係へ
◎SVAに寄託した募金額  金680,000円

アジアの図書館サポーター

アジアの図書館サポーターとして年間24,000円をSVAを通して支援しています。 この支援により、アジアでの図書館運営、移動図書館、図書館員の育成を支えています。(平成17年6月〜継続)

絵本を届ける運動(カンボジア・ラオス)

1冊の絵本に、翻訳シールを貼りつける作業。
1組2,500円。過去245組送付。

回収

☆牛乳パック(切り開き、乾かして) ≪通算1,085.5kg
☆書き損じはがき・各種プリペイドカード
☆使用済み切手(切手のまわり1cm程度余白を残して封筒ごと切り取って下さい)

報告

12月29日から1月28日までに協力を頂いている方々です。

■使用済み切手
匿名様(紀宝町)・大野倫世様(紀宝町)・匿名様・植様(紀宝町)・新宮公益社様(新宮市)


ご協力ありがとうございます。

せいゆうのひとりごと

PART ONE
道雄が講師として随喜している大本山永平寺(福井県)での上山者事前研修会、1月16日〜17日(1泊2日)と1月28日〜29日(1泊2日)が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために中止となりました。
PART TWO
第二十三期梅花流師範養成所(曹洞宗宗務庁・東京都港区)の後期課程(令和二年度)が延期となっていますが、次年度も開設が困難な状況なので、後期課程はインターネットを利用したオンライン講習を行うようです。
実施に向けて、インターネット環境の調査回答書が、副住職(研修員)と道雄(所員)に届き、提出しました。
PART THREE
おすすめ図書 『コロナを越えて 慈しみの中に光を』
著者 関水俊道・三部義道・渡邊祥文・高梨尚之・木村高寛・澤 英俊・渡邊宣昭
責任編集 佐野俊也
発行所 (株)心力舎
定価 880円
曹洞宗の第一線で活動・活躍されている特派布教師の方々が執筆されています。

お寺からのお願い

位牌堂の照明スイッチについて

これまでは、位牌堂右手にあるスイッチを利用して頂いてましたが、「感知式」にしましたので、そのまま位牌の前にお進みお参り下さい。約5分間点灯します。
位牌堂の奥が、開山堂です。

写真は、平成27(2015)年9月10日に落慶式を終えた開山堂です。
道元禅師様(右)永平寺開山
瑩山禅師様(左)總持寺開山

ゴミについて

平成15(2003)年4月より、試行錯誤しながら墓地のゴミ処理に取り組んでいます。
ゴミ(しきみ・色花・草等)を持ち帰ることのできる方は、ご協力をお願いします。
墓地掃除を請け負っている方は、請け負っている方の責任において持ち帰って処理して下さい。
ゴミを山に捨てないで下さい。


次の物は、必ず持ち帰り下さい。

  • 墓地で使用した、タワシ・雑巾・手袋
  • お供え物(果物・お菓子類・酒瓶・ビール缶・ジュース缶・セトモノ等)
  • ポリバケツや個人名を書いているバケツ

3ヶ所あったゴミ置き場は、1つ減らして2ヶ所になりました。
尚、古い塔婆は、山門前バケツ置き場横のゴミ置き場に置いて下さい。


神棚と仏壇

人が亡くなりお家に伺いますと、神棚が閉じられていますが、仏壇も閉じられている場合も見受けられます。

人が亡くなるとお家の神棚を白い半紙などで閉じます。そして49日の法要が済んでから取り除き神棚の祀りを再開します。これを「神棚封じ」と言い、神様の住む聖なる場所である神棚に死忌が及ばないように封印するものです。

その際、仏壇を閉めるのは間違いです。「神棚を閉じる」ことと「仏壇を閉じる」ことを混同している方がいるようです。忌中の間もお仏壇のご本尊さま、ご先祖さまには香華灯燭仏飯をお供えします。そしていつものように毎日礼拝を続け、亡き人を一刻も早くみ仏の浄土へとお導き頂けるように祈願いたします。

新・夢積み立て 本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費

 一、金壱阡圓也   写経奉納金
一、金伍阡圓也   施主 山下 喜正様(通算 金二万五千円也)
一、金壱萬圓也   施主 有竹有紀子様
一、金参萬圓也   施主 榊原 欣子様
一、金伍拾六萬参阡七百七拾七圓也 寒修行浄(四百三十四軒)
一、金壱萬圓也   施主 片野 晴友(通算 金六十五万円也)


平成27年9月24日から
令和3年1月28日現在
目標金額 住職私案 10,000,000円
積立金額 金4,483,818円


内訳
写経奉納金累計額 金77,000円
寒修行托鉢浄財金累計額 金3,498,921円
喜捨累計額 金907,500円
預金利息累計額 金397円


喜捨金(寄附金)につきましては、鐘楼堂(H7年)・山門(H12年)・坐禅堂(H23年)・開山堂(H27年)の建立時と同様に、気になる方は気がむきましたら、無理のない喜捨をして下さい。 たとえば
・「生きていてよかった」という何かいいことがあって。
・その時、運良くお金がいっぱいあって
・気持ちよく人に与えたい。
自然にこんな気持ちになった時で結構ですという考えで続けています。

今月の坐禅

安泰寺では、1年間1800時間の坐禅ができるという。
私はどれくらい坐れるだろうか。
1月の坐禅の時間・・・915分
トータル・・・915分

参加してみませんか?

坐禅会

朝の坐禅会
場所 坐禅堂&本堂
日   毎月18日
時   午前5時〜午前6時
坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂においてお経(般若心経・大悲心陀羅尼・舎利礼文)を読誦。
坐ってみたい方 遠慮なく来てください。
曹洞宗三重県第二宗務所主催の坐禅会
場所 金山集会所(熊野市)
日時 19日 19時〜21時
東正寺の坐禅会 夜の部(不定期)
場所 坐禅堂&本堂
日時 24日 19時〜20時
一月の坐禅会の参禅者
宗務所主催 19日 4名
東正寺 朝の部 18日 12名/夜の部 26日 6名

写経会

写経室(坐禅堂1階)において、
毎日 午前中(午前8時〜正午)に各自行う事が出来ます。
受付 午前8時〜午前11まで庫裡玄関にて受け付けます。
写経用紙・筆ペンは、用意しています。奉納金は、一部1,000円です。
(奉納金は、本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費として積み立てます)


日曜学校

毎週日曜日
午前7時〜午前8時
内容 ラジオ体操・坐禅・お経・掃除・お茶
対象は小学生・中学生です。本人が希望すれば幼稚園児・高校生・18歳未満まで可。
上記の他にも、花まつり・遠足・田植え・収穫祭・忘年会等の催しがあります。
詳しくは日曜学校のページをご覧下さい。