東正寺寺報醫王

おかげさまで六十八回目の元旦の朝を穏やかな心持ちで迎える事ができました。

副住職として二十一年間、住職として十八年間。早朝の時間(坐禅・朝課・作務)を大切に日々精進しています。

毎日読む参同契・宝鏡三昧というお経があります。今頃?と気づくのが遅かったのですが、今年はこのお経の勉強をしたいと考えています。宝鏡三昧の最後の節。『潜行密用は、・・・』。修行とは、ひけらかすものではなく、誰も見ていなくてもいつも同じように続けるものである。  晴友

伝道掲示板

生きていることは
恩を受けること
生きてゆくことは
恩を返すこと

善き人々に出逢う旅 200

北海道幌泉郡えりも町本町23
法光寺住職  佐野  俊也

〈新型コロナウイルス禍の中で〉

●「長く厳しい冬を迎える」

午後十時、えりもの港に船のエンジン音が響きます。十二月の厳しい寒さにめげず、出漁していく「沿岸刺し網部会」や「小型機船部会」に所属している一群の漁船。浜の風はひときわ強く吹き荒れ、えりもの雪は上からではなく横から舞ってきます。白いものがくっついた睫毛を時折こすりながら、背筋を伸ばして眠気をはらい、船出するたくましい漁師さんたち。近海の漁場は時化ると特に危険で荒く、かじかむ手で作業する夜の仕事は、いのちをかけてのことです。誤って落下したり、ロープに巻き込まれて腕を切断したりする海難事故が数年に一度、あります。 ボン、ボン、ボンと低い音が、港から五百メートル離れた拙寺にも聞こえてくると、その安全操業を願って、思わず手を合わさずにはいられません 。

そして豊漁が続いてまいりますと、寝る間もなく、網を外して間もない午前中に次の操業にむかい、暗くなって幾分休憩し、また夜の漁に出掛けるというハードな日々が続きます。

漁師さんたちの言葉にはあらわせない苦行のような仕事ぶりを間近で見聞していると、陸の安全な所でだらりと暮らしている自己は一体何だろうと、時折反省されます。早朝の本堂は、冷え切って外よりも寒いことがありますが、短い時間の朝のおつとめも、手を抜きたくなる怠惰な自己がいます。


コロナ病棟で、殆ど休む間もなく奮闘している医療従事者の姿を追ったテレビのニュースを何度か観ました。外国の方々も、日本の方々も。「仕事中は座って食事をしたことがない」と、話すアメリカのドクターは、大きなハンバーガーを丸かじりして、休むことなく次の患者さんの部屋に向かいました。 「高齢の両親と同居しているので、感染させてはならない」という日本のナースは、週に何度か車で寝泊まりをしていたと、独白しました。 冬の気温低下の中で恐れていた感染爆発が、世界中に広がりそうな気配があります。

困難な状況の中で、義務感に支えられ必死に働いている方々のお蔭で、のほほんと暮らすことができる自己がいました。


この先、僧侶として生きる私がなすべき事は、何なのでしょうか。今まで以上に考え、行動していかなければなりません。コロナ禍に明け暮れた一年苦悩を続けていました。

お通夜の席で『自己のいのちを大切にしましょう。そして自己と同じく大切な他己のいのちを大事にしましょう』『惜しくも亡くなられた方のためにも、互いのいのちを大切に生きましょう』という位が、精一杯の発信の日々でした。僧侶として布教師として、黙って嵐が過ぎるのを待つという姿勢で良いのでしょうか。家族のためや、他の方を救うため、自らの仕事をまっとうされている人々の姿が浮かぶ時、情けなく思われる令和二年でありました。


『コロナを越えて 慈しみの中に光を』 新刊出版

このような私の悩みを、共に布教に携わっている七人の諸師にぶつけ、それぞれの方に原稿を依頼していました。今年一年私たちは、何かを伝え、誰かの支えとなることが少しでも出来たでしょうか、という問いが出発点です。幸いお願いしたテーマにそって、それぞれの方が自分の体験を元に、真摯な論考を寄せて下さいました。《人々の心に寄り添い共に生きる》これからの道を模索した内容です。弊師の葬儀が入り、完成が遅れましたが、年末ギリギリに上記の題名の本が出版出来ました。(最後は宣伝になって大変恐縮ですが)コロナ禍の中で、何を学び、何を行じたら良いかを、問うたつもりです。是非皆様にご一読頂き、ご批判を頂戴したいと、願っております。

出版元(株)心力舎様への直接注文か、アマゾンのサイトからの購入も可能になります。

※ご案内はこちら


令和三年が安らかな年になりますように、深く祈念申し上げます。  合掌

トピックス

臘八攝心会 1日〜8日

午前5時半から6時半 参禅者 11名

成道会 日の立ち昇る 大廂
それぞれの 足音が来る 寒坐禅
六地蔵 固く目をとづ 星冴へて
新妻の 髪のにほひや 寒坐禅
奈良美

成道会 8日

お釈迦様が悟りを開かれた日に因み、午後1時半より梅花講員さんと御詠歌を奉詠。


龍光寺での法要の様子


東正寺での法要の様子

餅つき

12月30日 午前10時20分〜
本尊様等(東正寺・龍光寺)にお供えする餅とお雑煮用の餅を家族8人でついた。


日曜学校餅つき

12月30日、午後1時より
鐘楼堂前で、鵜殿小6名・矢渕中3名・一般3名と副住職夫婦の友人数組の参加により恒例の餅つきを行った。ついた餅はそれぞれ自分で丸めてあんこときなこ餅とし、なが餅を雑煮用に持ち帰った。
午前・午後併せて18s(12升)ついた。




※餅つきの由来
日本では、昔からお祝いのときに餅を食べてきたという風習があるそうです。特に米をついて固めた餅はその力が強いとされていたことから、お祝い事や特別な日には餅つきをするようになったと伝えられています。鏡餅を神様にお供えをして感謝をしながら頂くことで、新しい命や力を授かると考えられていました。
※お正月のお餅には特別な意味があります。
古来より、新年を司る「年神様」という神様が元日にやってきて、新年の魂(年魂)を授けてくれると考えられてきました。ここでいう魂とは、生きる気力のようなものです。魂を頂戴した回数を数えれば年齢がわかるので、誕生時が一歳、それ以降は元日に年をとる「数え年」が昔は一般的でした。
この新年の魂の象徴が、丸い形をした「鏡餅」です。

感謝録&醫王縁助金

寄附単(感謝緑)

先祖代々供養
一、金弐萬圓也  施主 匿名様

先祖代々供養
一、金弐萬圓也  施主 匿名様

淨真隆善居士三回忌供養
一、金弐萬圓也  施主 植松 大志様

ご寄附を頂き有り難うございます。

醫王縁助金

一金伍阡圓也 竹本 文彦様 紀宝町
一金伍阡圓也 苅屋奈良美様 紀宝町
一金壱萬伍阡圓也 匿名様 御浜町 
一切手七阡参百四十七圓分 塩崎 末子様 太地町
一金伍阡圓也 辻 みどり様 紀宝町

ご縁を助けて頂き有り難うございます。

行事報告

せいゆうの行事報告

12月1日〜8日
臘八攝心会
22日
大掃除(本堂)
23日
大掃除 龍光寺 本堂
26日
龍光寺だより第23号(冬号)印刷 500部
30日
日曜学校親睦会 餅つき

副住職

1日
宗務所役職員会議 
9日・21日
熊野病院ディ・ケア クラシックギター講師

道雄

11月29日
紀宝町体育館柔道場大掃除
12月 随時
大掃除(庫裡客間・坐禅堂・本堂等)
12月18日〜20日(2泊3日)
上山者事前研修会臨時講師 大本山永平寺

副住職&道雄

8日
成道会 龍光寺
17日
大掃除(坐禅堂)
22日
大掃除(本堂)
23日
大掃除 龍光寺 本堂
25日
永代供養法要 龍光寺
30日
日曜学校親睦会 餅つき

4日〜18日
墓地掃除(約百カ所)
22日
大掃除(本堂)
23日
大掃除 龍光寺 本堂
25日
墓地の花たて
30日
日曜学校親睦会 餅つき

国際ボランティアの寺

東正寺は、社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)に登録した「国際ボランティアの寺」として活動しています。
ご協力の程 宜しくお願いします。

ほほえみ募金

募金箱は本堂に置いています。
令和2年12月28日現在  金52,256
ほほえみ募金  →  SVA  →  カンボジア・タイ・ラオス等の教育関係へ
◎SVAに寄託した募金額  金680,000円

アジアの図書館サポーター

アジアの図書館サポーターとして年間24,000円をSVAを通して支援しています。 この支援により、アジアでの図書館運営、移動図書館、図書館員の育成を支えています。(平成17年6月〜継続)

絵本を届ける運動(カンボジア・ラオス)

1冊の絵本に、翻訳シールを貼りつける作業。
1組2,500円。過去245組送付。

回収

☆牛乳パック(切り開き、乾かして) ≪通算1,083.5kg
☆書き損じはがき・各種プリペイドカード
☆使用済み切手(切手のまわり1cm程度余白を残して封筒ごと切り取って下さい)

報告

11月29日から12月28日までに協力を頂いている方々です。

■使用済み切手
鮒田潤一郎様(新宮市)・加藤ェ治様(名古屋市)・匿名様・七瀧里江様(紀宝町)倉本敏男様(名古屋市)・西村柚美様(東京都)

■書き損じ葉書
倉本敏男様(名古屋市)


ご協力ありがとうございます。

せいゆうのひとりごと

PART ONE
新型コロナウイルスが益々猛威を振るい、感染が拡大しています。皆様方も充分にお気をつけて頂き、呉々も御身ご自愛下さい。

コロナ病棟で、殆ど休む間もなく奮闘している医療従事者の皆様に対し、心から敬意を表し感謝申し上げ、このコロナ禍が一日も早く終息することを強く念じています。

皆様にとって、本年がすばらしい一年であることを重ねてご祈念申し上げます。

PART TWO
道雄は、大本山永平寺(福井県)で開催された第一回上山者事前研修会に臨時講師(指導員・六名)として十八日〜二十日(二泊三日)まで随喜し、衣やお袈裟の着け方や扱い方、応量器の使い方(食事作法)など基本の威儀作法を実際に行い指導しました。研修には、二十六名が参加。今後の予定は、
第二回  一月十六日〜十七日 一泊二日
第三回  一月二八日〜二九日 一泊二日
PART THREE
保護司をさせて頂いてますが、この度、法務大臣表彰を受けました。本来は、三重県更生保護大会に於いて受彰となりますが、大会が中止となり熊野保護区保護司会の会長さんが届けてくれました。

PART FOUR
三年ぶりに左膝の水を抜いています。四ヶ月が経ちました。二週間ごと、五十t程溜まります。階段の上り下りが大変です。
六日からの寒修行托鉢では、智博・道雄・妻の三人の足手まといにならないように努めます。師匠から受け継いで丁度四十年目の寒修行托鉢を無事勤められますように。なーむ

令和元年 醫王収支報告

自 令和2年 1月 1日
至 令和2年12月31日

収入の部 支出の部
項 目 金額(円) 項 目 金額(円)
繰越金 4 通信費 509,498
縁助金 498,538 印刷費 173,106
補助金 184,450 事務費 382
    繰越金 6
合 計 682,992 合 計 682,992

◇縁助金は、縁助金(65名)456,500円、縁助の切手(5名)42,038円、用紙(1名)
◇補助金は、東正寺より
◆通信費は、切手449,548円、封筒7,150円、ラベル用紙 52,800円
◆印刷費は、用紙73,106円、トナーカートリッジ100,000円
◆事務費は、スクラップブック361円
◎ご縁助有り難うございました。会計責任者 片野明美

お寺からのお願い

位牌堂の照明スイッチについて

これまでは、位牌堂右手にあるスイッチを利用して頂いてましたが、「感知式」にしましたので、そのまま位牌の前にお進みお参り下さい。約5分間点灯します。
位牌堂の奥が、開山堂です。

写真は、平成27(2015)年9月10日に落慶式を終えた開山堂です。
道元禅師様(右)永平寺開山
瑩山禅師様(左)總持寺開山

ゴミについて

平成15(2003)年4月より、試行錯誤しながら墓地のゴミ処理に取り組んでいます。
ゴミ(しきみ・色花・草等)を持ち帰ることのできる方は、ご協力をお願いします。
墓地掃除を請け負っている方は、請け負っている方の責任において持ち帰って処理して下さい。
ゴミを山に捨てないで下さい。


次の物は、必ず持ち帰り下さい。

  • 墓地で使用した、タワシ・雑巾・手袋
  • お供え物(果物・お菓子類・酒瓶・ビール缶・ジュース缶・セトモノ等)
  • ポリバケツや個人名を書いているバケツ

3ヶ所あったゴミ置き場は、1つ減らして2ヶ所になりました。
尚、古い塔婆は、山門前バケツ置き場横のゴミ置き場に置いて下さい。


神棚と仏壇

人が亡くなりお家に伺いますと、神棚が閉じられていますが、仏壇も閉じられている場合も見受けられます。

人が亡くなるとお家の神棚を白い半紙などで閉じます。そして49日の法要が済んでから取り除き神棚の祀りを再開します。これを「神棚封じ」と言い、神様の住む聖なる場所である神棚に死忌が及ばないように封印するものです。

その際、仏壇を閉めるのは間違いです。「神棚を閉じる」ことと「仏壇を閉じる」ことを混同している方がいるようです。忌中の間もお仏壇のご本尊さま、ご先祖さまには香華灯燭仏飯をお供えします。そしていつものように毎日礼拝を続け、亡き人を一刻も早くみ仏の浄土へとお導き頂けるように祈願いたします。

新・夢積み立て 本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費

一、金壱阡圓也 写経奉納金
一、金伍阡圓也 施主 山下 喜正様(通算 金20,000円也)
一、金参阡圓也 寒修行浄財追加分
一、金壱萬圓也 施主 片野 晴友(通算 金640,000円也)
一、金参十四圓也 預金利息


平成27年 9月24日から
令和2年 12月28日現在
目標金額 住職私案 10,000,000円
積立金額 金3,864,007円


内訳
写経奉納金累計額 金76,000円
寒修行托鉢浄財金累計額 金2,935,144円
喜捨累計額 金852,500円
預金利息累計額 金397円


喜捨金(寄附金)につきましては、鐘楼堂(H7年)・山門(H12年)・坐禅堂(H23年)・開山堂(H27年)の建立時と同様に、気になる方は気がむきましたら、無理のない喜捨をして下さい。 たとえば
・「生きていてよかった」という何かいいことがあって。
・その時、運良くお金がいっぱいあって
・気持ちよく人に与えたい。
自然にこんな気持ちになった時で結構ですという考えで続けています。

今月の坐禅

安泰寺では、1年間1800時間の坐禅ができるという。
私はどれくらい坐れるだろうか。
12月の坐禅の時間・・・1540分
トータル・・・9700分(161時間40分)

参加してみませんか?

坐禅会

朝の坐禅会
場所 坐禅堂&本堂
日   毎月18日
時   午前5時〜午前6時
坐禅堂で30分の坐禅の後、本堂においてお経(般若心経・大悲心陀羅尼・舎利礼文)を読誦。
坐ってみたい方 遠慮なく来てください。

写経会

写経室(坐禅堂1階)において、
毎日 午前中(午前8時〜正午)に各自行う事が出来ます。
受付 午前8時〜午前11まで庫裡玄関にて受け付けます。
写経用紙・筆ペンは、用意しています。奉納金は、一部1,000円です。
(奉納金は、本堂トユ取替と本堂外壁塗装工事費として積み立てます)


坐禅会(※曹洞宗三重県第二宗務所主催)

奇数月 金山集会所 (熊野市)
1月20日 19時〜21時

偶数月 ふれあい会館(紀宝町)
12月20日 19時〜21時

で開催します。


日曜学校

毎週日曜日
午前7時〜午前8時
内容 ラジオ体操・坐禅・お経・掃除・お茶
対象は小学生・中学生です。本人が希望すれば幼稚園児・高校生・18歳未満まで可。
上記の他にも、花まつり・遠足・田植え・収穫祭・忘年会等の催しがあります。
詳しくは日曜学校のページをご覧下さい。